大阪市北区の街づくり地域団体が活動報告通じ交流-北区役所で

大阪市北区内で街づくり活動を行う地域団体の代表者ら。グループワークによる交流会では活発な意見交換が行われた

大阪市北区内で街づくり活動を行う地域団体の代表者ら。グループワークによる交流会では活発な意見交換が行われた

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 大阪市北区内で街づくり活動を行う地域団体やNPO法人などに対し、大阪市が一定の支援を行う補助制度「北区市民活動サポート事業」の2007年度の活動報告会と交流会が3月24日、北区役所(大阪市北区扇町)で行われた。

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 今年度から新たに設けられた同事業は、昨年7月から公募を開始。9月~今年3月末までの活動に対しての支援を行ってきた。対象となったのは、廃校になった小学校の校庭を活用する「ITステーション『市民と建設』近畿支部」、天満エリア一帯で市民参加型の音楽イベントを主催する「第8回天満音楽祭実行委員会」、北区の自然を守り育てる「大阪自然環境保全協会」、地域が一体となり茶屋町・鶴野町の街づくりに取り組む「北梅田地区まちづくり協議会」、子供の感性を育てる「ラマモンソレイユ」の5団体。

 今年で創設から28年目を迎える「北梅田地区まちづくり協議会」は、スタッフが高齢化する中、次世代の担い手を育成するために昨年5月に発足した「茶屋町若手まちづくり塾」の活動を通して、若手スタッフ十数名が積極的にアイデアを出し合い活動を始めたことなどを報告した。

 後半のグループワークによる交流会では、北区の地図を前に、どのエリアでどのような活動が行われてきたのか、これからの活動予定などの報告をし合い、異なるジャンルの団体のコラボレーション提案や問題点など活発な意見交換が行われた。

 審査員として出席した兵庫大学経済情報学部の田端和彦准教授は「地域密着型とテーマ型の取り組みが一緒になり、多様性のある交流会となった。交流が進むと話し合った以上の何かが生まれる」と評価した。

 大阪市企画調整担当課担当者は「初めての交流の場。今後も市役所内の開きスペースを交流の場として活用してもらうなど、市民活動を積極的にサポートしていきたい」と話し、「2008年度も引き続き同事業を行う予定」としている。

ITステーション「市民と建設」第8回天満音楽祭大阪自然環境保全協会ラマモンソレイユOAPなど14会場で「天満音楽祭」-プロ、アマ140組が参加(梅田経済新聞)

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