グランフロント大阪（大阪市北区大深町）北館の知的創造拠点「ナレッジキャピタル」で4月26日より、1周年記念イベント「世界一ためになる、ひまつぶし。」が開催される。

「N-Bar」で醸造家とトークを楽しむ中田英寿さん

　期間中、参画する101の大学、企業、研究所、団体が「学び」「気付き」の知的体験として、100以上のワークショップ・トークショーを展開する。内容は、「パティシエ エス コヤマ」の小山進さんによるショコラ教室や、フードコラムニストの門上武司さんをコーディネーターに迎えた食のシンポジウムなど。

　スペシャルコンテンツとして、「TAKE ACTION FOUNDATION」代表理事を務める中田英寿さんを特別キュレーターに迎え、「Hide's寺子屋」「N-Bar」「～世界から日本 そして地方へ～　中田英寿が見つける日本」展を展開する。

　5月3日に開かれる「Hide's寺子屋」は、中田さんが旅で出合った日本の魅力をテーマに展開するトークイベント。15時～16時の「1限目」には作詞家の秋元康さんをゲストに迎え、地域から日本全体、世界へいかに日本の文化を伝えればいいかをテーマにトーク。16時15分～17時15分の「2限目」には、グラフィックデザイナーの北川一成さん、小牧醸造の小牧尚徳専務、新澤醸造店の新澤巖夫社長と、「日本酒をどう世界に出すか」をテーマにディスカッションを繰り広げる。

　1階カフェラボでは、6月11日にブラジル・サンパウロにオープンする「nakata.net Cafe」内で展開する日本酒バー「N-Bar」を現地に先駆けオープン。中田さんが選んだ14種類の日本酒や焼酎をワイングラスで提供する。

　4階ナレッジシアター、3階アクティブラボ、1階カフェラボでは、中田さんが旅をきっかけに出会ったアーティストと作った伝統工芸作品や旅の写真・映像などで日本の魅力を紹介。期間中はスタンプラリーを行い、中田さんがセレクトした地方のスイーツや食品を毎日先着で進呈する。

　24日のレセプションに登壇した中田さんは「このイベントで、日本っていいな、地方に実際に足を運んでみたいという人が増えたら。彼らとお酒を飲んで話して、その地方に行ってみたいというきっかけ作りになれば」などと期待を込めた。

　「N-Bar」の営業時間は12時～20時。5月6日まで。