阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)10階「うめだスーク」に3月26日、文具メーカー「コクヨ」(東成区)の情報発信型ショップ「コクヨハク」が期間限定でオープンした。
同社の歴代商品を紹介するとともに、最新の文具や話題の文具を体感することができる同ショップ。初開催だった昨年は初日から限定商品が売り切れるなど好評だったため、今年は限定商品を増やして臨む。
店舗奥の壁面では、キャンパスノート発売39周年を記念し歴代のキャンパスノートを紹介。2,000円以上の購入で参加できる抽選では、歴代のキャンパスノートを復刻しセットにしたものなど、キャンパスノート関連の商品を用意する。昨年完売した裁断前の2連キャンパスノート(525円、A罫(けい)・B罫各100冊限定)は、「キャンパスノート39イヤー」のロゴが入ったケースに入れ販売する。
中国でしか販売していない「Gambol」(270円)は4色計200冊を限定販売。「Gambol」は「キャンパースノート」をまねて中国で作られた商品だったが、中国でのシェアが高かったためコクヨが2011年に買収。現在はコクヨの商品として中国で販売している。「大浮世絵展」とコラボレーションし、会場限定で販売する「浮世絵キャンパスノート」(257円、5種類各50冊限定)や、昨年同ショップ限定カラーで販売した「測量野帳」は新たに金色・銀色(各525円、各200冊限定)を発売するなど、限定商品を豊富にそろえた。
ノート以外では、1行単位で消せる消しゴム「ミリケシ」の通常商品の3.9倍の長さの「ロングミリケシ」(683円)や、「コクヨデザインアワード」受賞作品を製品化した「roll table」(1万6,999円、10個限定)などを販売。「roll table」は木製の芯材に紙をロール状に巻いたもので、転がして紙を引き出し、絵を描き続けられる商品。芯材の角を丸くしたり紙を巻きつけたりする工程が難しく、製品化まで2年を要した。店内には、過去の「コクヨデザインアワード」受賞作のモックや製品化された商品も並ぶ。
期間中、「キャンパスノート」にマスキングテープやマーカーでデコレーションするワークショップ(参加費300円)を開くほか、はさみやパンチ、テープカッター、強力のりなどの製品を試しながら紙製のメダルを作るコーナーも設ける。
コクヨS&Tの白石良男部長は、「普段は1万アイテムほど扱っているので一つずつ紹介することができないが、ここでしかないものもあるし、試して楽しんでもらえたら。今年は全社を挙げて取り組んだので限定商品も多い。見るだけでも楽しいので来てもらいたい」と話す。
営業時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は17時まで)。3月31日まで。