大丸梅田店（大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231）15階イベントホールで1月15日、手頃な価格のウエディングドレスを集めた「ウエディングドレスバザール」が始まった。

会場の様子

　ウエディングドレス情報サイト「Beauty Bride」を運営するフルスロットルズ（東京都渋谷区）が梅田エリアで初開催する同イベント。東京・原宿にサロンも構える同サイトでは専門のドレスコンシェルジュを置き、体形や会場の雰囲気、好みのテイスト、予算に合わせて提携する約50社のレンタルドレスショップから合う店を提案している。

　提携する各店舗の在庫過多により、各店から集めたドレスで初めてアウトレットセールを開いたのは2011年。1回目から人気を集め、現在では年2回、関東と大阪を中心に開いている。同社の今野琢也社長は「ホテルなど式場のレンタルドレスの金額と商品がマッチしておらず、満足していない方がお越しになる。二次会やお色直し、海外ウエディング用のドレスを探している方が多い」と話す。「海外ウエディングの場合、海外のドレスは汚れることを前提にした品質の良くないものが多いので、国内で流通するいいものを安く購入して持ち込む人も多い。価格も手頃なので、野山を走ったり、海に入ったりして写真撮影をしたい方なども購入している」という。

　扱う商品は一度しか袖を通していないファーストレンタルを中心に、中古レンタルドレス、サンプルドレス、カラードレス、グローブやアクセサリーなどの小物もそろえる。同社によると一般的な花嫁がウエディングドレスにかける費用は平均約45万円なのに対し、同イベントでの平均販売価格は5万円～6万円。1万500円～21万円のドレス約350着をそろえており、「数は少ないが、1万500円～3万1,500円のドレスは各会場とも売り切れになる」という。初日は平日のため母娘連れが多く、試着しては母親に見てもらう花嫁の姿が多く見られた。

　今野社長は「ドレス、会場、ギフトなど総合的なイベントができないかと画策している。今後も着物と一緒にするなど女性が集まるイベントを開いていきたい」と話す。

　開催時間は10時～20時（最終日は18時まで）。今月20日まで。