ディアモール大阪(大阪市北区梅田)内イベントスペース「ディーズスクエア」で12月11日・12日に行われる名古屋観光PRイベントを前に、イベントに出演する「名古屋おもてなし武将隊」、キラッ都なごやメイツの松岡果南葉さんが梅田経済新聞編集部を訪れた。
1945(昭和20)年の戦災で焼失し、2009年に復元工事に着手した名古屋城本丸御殿。江戸時代の文献や焼失前の実測図をもとに入り口部分から工事を進め、今年5月29日から玄関と表書院を公開。平日も多くの観光客を集めているという。
本丸御殿について「名古屋おもてなし武将隊」の加藤清正さんは「多くの実測図などが残っているので正確に当時の造りも再現。戦禍を免れた1047面の障壁画は国の重要文化財に指定されており、復元模写されている。ふすま絵は見応えがある」と話す。「第1期は完成して中を見ることができ、現在取り掛かっている第2期は工事の様子も見られる」という。
同武将隊は開府400年に合わせて結成されたもので、名古屋ゆかりの織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、前田慶次、加藤清正の武将6人と陣がさ4人で構成。平日は名古屋城で観光客をもてなし、土曜・日曜・祝日は剣舞や甲冑(かっちゅう)ダンスなどの演武を披露。国内各都市以外にもイタリア、スペイン、中国、台湾などにも「出陣」し、名古屋観光の魅力を発信している。
PRイベントでは、11日の12時~・16時~、12日の12時~・16時30分~の4回、演武を披露。「演武は20~30種ぐらいあり、メンバーによっても変わるので前回と違う演武を披露する」と前田利家さん。今年2月に同所で行われたイベントに参加した豊臣秀吉さんは「一回り大きくなった姿を見てもらいたい」とアピールする。12日14時30分からは、東海地方出身のユニット「ボイーズアンドメン」も登場する。
ステージには、河村名古屋市長や大村愛知県知事も登場し、名古屋めしやギネスブックに登録された名古屋市科学館、新施設がオープンした東山動植物園、名古屋港水族館などの観光名所をPRする予定。会場にはパンフレットを用意し、正解者にグッズを進呈するクイズも行う。
開催時間は10時30分~17時(12日は10時~)。観覧無料。