大阪市立科学館(大阪市北区中之島4)の来館者数が9月28日、1500万人を突破した。
日本初の科学館で、初めてプラネタリウムを導入した大阪市立電気科学館を引き継ぎ、1989年10月に開館した同館。「宇宙とエネルギー」をテーマに参加体験型の実験装置と資料を展示し、翌1990年12月に来館者100万人を突破。2008年には5億円を投じ、「大人も子どもも楽しく学べる」をテーマにした科学館としてリニューアルオープンした。
28日には、地下アトリウムで記念セレモニーを開催。1500万人目となった豊中市の松崎菜穂子さん、壱斗くん(7)、里緒菜ちゃん(2)の親子連れがくす玉を割り、花束と記念品が贈呈された。
この日、初めて来館したという松崎さんは「以前から友達から楽しいと聞いていてやっと来られた」といい、セレモニー前には2階の「親子で科学」フロアで楽しんだという。実験教室などが好きという壱斗くんは「全部楽しかった」と答え、「今日は閉館まで1日かけて楽しみたい」などと話した。
セレモニーに登壇した加藤賢一館長は、「市民をはじめ、皆さまにご利用いただいてありがたい。小さな子どもから大人まで科学に親しんでいただくことを目指しているので、2度、3度足を運んでいただき、意見をいただいて私たちもそれを糧にしていきたい」とあいさつした。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日、振り替え休日の場合は翌平日に休館)。展示場の入館料は、大人=400円、高校・大学生=300円、中学生以下無料。