阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)で8月14日、「鉄道模型フェスティバル2013」が始まった。
建て替え工事のため2年ぶりの開催となった同イベント。グランドオープン後、初の開催となることから今年は阪急電車を特集し、9階「阪急うめだホール」「アートステージ」「祝祭広場」で展開する。
「阪急うめだホール」で人気を集めているのは、じゃりちゃん鉄道の「迫力のHOゲージ運転体験」。じゃりちゃん鉄道の砂野義房さんが1970(昭和45)年、小学5年生のときから作り続けている幅3.6メートル、奥行き6メートルの組み立て式レイアウトを使い運転体験ができるもので、5人同時に運転可能。車載カメラで映し出された映像を見ながらHOゲージ車両を運転できる。「今の子どもはゲームばかりで物を作らない。自分で作ったもので遊ぶ楽しさを味わってほしい」と砂野さん。
隣には、阪急電車運転席からの実写映像を再現したモニターを見ながらコントローラーで運転体験できる「阪急電車シミュレーター」を設置。イベント用にじゃりちゃん鉄道が製作した専用コントローラーで京都線の運転が体験できる。
全長10メートルのNゲージ巨大ジオラマは、梅田駅-十三駅間をリアルに再現したもので、神戸線、宝塚線、京都線を同時に走る姿が見られる。精巧に再現されたジオラマの周りには、親子連れや撮影する大人が群がっている。会場内には、歴代車両を再現したHOゲージや初代1型車両、貴賓車の15~20分の1サイズ模型などを展示。創業当時のポスターや車両の設計図など、阪急文化財団の所蔵する資料なども展示する。ホワイエには今年開業100周年を迎えた能勢電鉄のコーナーも設ける。
ホール向かいのアートステージには鉄道グッズが集結。「阪急9300系(3次車)9302(4両)」(1万8,900円)や、「Bトレインショーティー阪急7000系(更新車、2両)」(1,201円)などの鉄道模型限定品をはじめ、各社鉄道グッズ、鉄道部品などを販売する。
祝祭広場では、全長30メートルのサークルを小学生以下の子どもが乗って遊べるミニ阪急電車(1回300円)やプラレールのプレイコーナー、縁日などを展開する。
阪急うめだホールの入場料は、一般=600円、学生=400円。開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。今月20日まで。