梅田ロフト(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111)7階ロフトフォーラムで4月18日、イラストレーター・みうらじゅんさんの世界を体感する「国宝 みうらじゅん いやげもの展」が始まった。
買った人ももらった人も喜ぶはずの土産物の中で、「一体、誰が買うんだろう?」と思うものを「いやげ物」と称し、全国の土産物店で購入し集めるみうらさん。「コレクション第1号は小学校4年の時に欲しいと思って北野天満宮で購入したもの」と収集歴は長い。同展では、「コレクションの3分の1」に当たる約2000点を展示する。
「大きなカテゴリーを決めて、名前がないものに名前を付けて集め始めた」というコレクションには、「カスのような絵はがき」を集めた「カスハガ」、金色で名所をかたどっているプラスチックの土産物「金プラ」、ヘンな栓抜き「ヘンヌキ」、各地の祭りや風習を表す人形「フィギュ和」などのカテゴリー名称を付け展示。
展示会場の外では、「いやげ物」をモチーフにしたクリアファイルやステッカーなどのオリジナルグッズ「いやげ物」を販売。5月3日には「HEP HALL」(角田町)でスペシャルトークショー(全席指定、4,500円)を開催するほか、4日にはロフトフォーラムでサイン会を開く。サイン会には展覧会入場券と会場限定商品購入のレシートが必要。先着100人。
自身のコレクションについて、みうらさんは「絶滅しそうな土産物屋が移動しているだけ。これは民俗学」というものの、「鑑定団が来たらマイナス5,000万とか言われると思う」と笑う。見どころについては、「これを見てどう思う?どんな気持ちがする?と問いかけているところ」と話す。
開催時間は10時30分~21時(最終日は17時まで)。入場料は500円。5月14日まで。