飲食事業を展開するきちり(大阪市中央区)が4月3日、イタリアのバッグブランド「オロビアンコ」がプロデュースするイタリアンレストラン「OSTERIA Orobianco(オステリア オロビアンコ)」をオープンする。
オロビアンコ社CEO兼デザイナーのジャコモ・ヴァレンティーニさんのアイデアやデザインを取り入れ、オロビアンコの世界観を表現する同店。両社は「KICHIRI」で期間限定オロビアンココースを展開するなど、これまでにもコラボレーションの実績があり、同店オープンにあたり業務提携した。
料理はミラノ出身のヴァレンティーニさんのアイデアを具現化したもので、「イタリア料理と日本の調味料をいかにミックスマッチするかに重点を置いた」とヴァレンティーニさん。「見た目は普通の料理に見えるが、黒いピザなどちょっとした工夫を施している。日本とイタリアをミックスした今までにないようなものを作り上げる努力をした。今だけでなく、次の世代に語り継がれるようなプロジェクトにしたい」と意気込む。テーブルには調味料を並べ、「ただ食べるだけでなく、調味料でアレンジして楽しんで食べてもらいたい」と話す。同社はオリーブオイルや塩、ワインなどを手掛けるフード関連の会社を傘下に持ち、ワインやオリーブオイルは同店でも提供するという。
メニューは、石窯で焼き上げた「マリナーラ」(S=714円)、「マルゲリータ ビアンカ」(同1,155円)、「オロビアンコ」(同1,575円)など6種類のピザや、パスタ、前菜、メーンなど。ドリンクは、オロビアンコプロデュースのワイン「ジャコモズ スプマンテ クルドー」(グラス=945円、ボトル=4,725円)、「オロビアンコ ヴィーノ ビアンコ ドン・カルメロ2011」(3,999円)、3種類のワインを楽しめるテイスティングワイン(2,100円)、南イタリアでよく造られる食後酒「自家製リモンチェッロ」(840円)、ビール、ウイスキー、カクテルなど。
20~30代をメーンターゲットに据え、客単価は4,000円~4,500円を想定する。席数は100席。
営業時間は11時30分~14時30分、17時~23時。