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阪神百貨店で「有名駅弁とうまいもんまつり」-老舗から新作まで260種

創業102年、アベ鳥取堂の「元祖 かに寿し」(980円)

創業102年、アベ鳥取堂の「元祖 かに寿し」(980円)

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阪神梅田本店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201)8階催場で1月23日、全国の駅弁や名産品を集めた「阪神の有名駅弁とうまいもんまつり」が始まった。

会場の様子

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 13回目を迎える今年は、100年以上続く老舗駅弁屋ら4社の若手社長と「次世代の名物駅弁」作りを企画。乾燥ホタテのスープで炊いたご飯にウニ、ホタテ、シソ、バターをのせ、ホタテスープかけて食べる東北新幹線八戸駅・吉田屋の「焼きホタテとウニの磯ひつまぶし」(1,300円)、本ズワイガニを秘伝のたれでじっくり味付けしたカニめしと先代の看板弁当の両方が楽しめる函館本線小樽駅・小樽駅構内立売商会の「海の交響曲『シンフォニー』」(1,260円)、骨付き肉をイメージし、鶏肉の中に牛ミンチ、外側に豚バラ肉を巻いたもの、おにぎり、野菜の素揚げを詰め合わせた中央本線小渕沢駅の「山賊のバーベキュー弁当」(1,200円)、豚のみそ焼き、黒毛和牛のサーロインステーキ、桜島鶏の塩焼きを入れた九州新幹線出水駅の「松栄軒の牛鶏豚(ぎゅうとりとん)弁当」(1,100円)の新名物駅弁4つを実演販売する。

 今年は伊勢神宮が20年に1度、出雲大社が60年に1度の遷宮を行うことから、「遷宮記念駅弁」も登場。シジミの身を混ぜたすし飯に紅ズワイガニ、焼きサバのほぐし身、シジミしぐれ煮をのせた山陰本線松江駅・一文字屋の「出雲大社・おそなえ三福 かにさばしじみのもぐり寿司」(1,050円)、エビ天、アナゴ天、アサリしぐれ煮を具にした三重県発祥の天むすを詰め合わせた近鉄鳥羽線・志摩線宇治山田駅・勢の國の「お伊勢参り むすび弁当」(750円)の2つを販売する。

 姫路駅名物「えきそば」を展開する「まねき食品」は、新メニューの「牛すじぼっかけえきそば」「瀬戸内アシアカエビと岩津ねぎのかき揚げえきそば」(以上500円)を各日200食限定で提供。1889(明治22)年に発売した日本最初の幕の内駅弁を再現した弁当(1,300円)も販売する。山陰本線鳥取駅・アベ鳥取堂の「元祖カニ寿司」(980円)、広島名物のカキとアナゴを両方味わえる山陽本線広島駅・広島駅弁当の「かき・あなごよくばり弁当」(1,050円)が実演初登場するほか、昨年同催事売り上げトップの「いかめし」(500円)、米沢駅「牛肉どまん中」(1,100円)などの定番人気商品など約260種類の駅弁が集結する。

 会場には山形県の玉こんにゃくや秋田県の「ぎばさ」、沖縄県の生海ぶどうなどのご当地グルメも登場。交通科学博物館の協力で鉄道や駅弁の歴史を紹介するパネルも設置する。店内催事担当の吉田創さんは、「これだけの種類があるのは日本独特の食文化。鉄道と共に日本の近代を一緒に歩いてきているので、パネルと共に楽しんでいただけたら」と話す。

 開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月29日まで。

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