阪神電鉄は1月16日、昨年から展開する「阪神電車みつばちプロジェクト」商品化第2弾として蜂蜜と有機野菜を使ったドレッシングを発売する。
同社グループの遊休地を有効活用し、蜂蜜の生産と商品化を手掛ける同プロジェクト。昨年5月から6月にかけて六甲ケーブル「六甲ケーブル下駅」(神戸市)敷地内で養蜂テストを行い採蜜に成功。昨年10月には瓶詰め商品「六甲山ミツバチ やまみつ」を六甲山上で販売し、発売後約1カ月で完売した。六甲山上の施設で同蜂蜜を使ったメニューも提供していたが、現在は販売していない。同社では、鉄道高架下に植物工場「阪神野菜栽培所」を新設し、レタスを無農薬栽培するなど新しい形での遊休地活用に取り組んでいる。
商品化第2弾の「六甲山アカシアはちみつと有機野菜の魔法のドレッシング 颪(おろし)」は、「おいしく」「安心に」「楽しく」をキーワードに開発したドレッシング。有機野菜宅配を手掛ける大阪愛農食品センター(堺市)と共同開発し、「颪 にんじん」「同 ブロッコリー」「同 トマト」「同 ブルーベリー」の4種類を商品化した。添加物や保存料は不使用。農林水産省の有機JAS認証で有機加工食品の認証を受けているという。
「野菜にかける以外にも、パンや肉、魚、パスタなどにもお使いいただける万能ソース。価格は少し高いが有機野菜をぜいたくに使っているので、一度ご賞味いただければ」と広報担当の長田真由美さん。今年も継続して春から夏にかけて採蜜し、蜂蜜を使った商品を展開していくという。
価格は、200グラム(角瓶・化粧箱・紙袋入り)=1,260円、200グラム(丸瓶・化粧箱入り)=1,050円、100グラム(丸瓶・簡易包装)=525円。阪神梅田本店地下1階「デイリーフーズ」売り場、「颪」特設ホームページで販売する。