阪神梅田本店（大阪市北区梅田1）11階グリーンルームで12月19日、「2012年度（第57回）新聞・通信・テレビ・ニュース 報道展」が始まった。主催は関西写真記者協会。

スポーツの写真を集めたコーナー

　1955（昭和30）年に加盟社28社、カメラマン225人で設立した同協会。現在は、北陸、中部、近畿、中国、四国地域に取材拠点を持つ新聞、通信、テレビ、ニュース76社、1018人のカメラマンが所属する組織に発展した。設立当初から同展を開催し、今年で第57回を数える。同店での開催は9年目。

　同展では、昨年11月から今年10月までの1年間に所属するカメラマンが現場撮影した写真から優れた作品118点を選び展示。入口近くには、新聞・通信の部 協会賞に選ばれた「尖閣諸島に不法上陸」（森田昌孝さん・読売新聞社）を展示するほか、ニュース部門賞金賞の「ゲリラ豪雨　撮った！」（後藤由那さん・毎日新聞社）、同銀賞「爆弾低気圧」（尾崎孝さん・読売新聞社）などの作品が並ぶ。

　スポーツ部門では、ロンドンオリンピック金メダル・松本薫選手の「松本、日本初の金メダル」や、阪神タイガース・新井良太選手の「決死のダイブキャッチ」などが受賞。この1年を追った作品では、昨年11月の大阪ダブル選挙や金環日食、阪神タイガース・金本選手引退、山中教授のノーベル賞受賞など、今年を象徴する作品が並んだ。テレビ・ニュース映画部門で受賞した11作品も上映する。

　「昨年に比べ、今年はオリンピックなど明るい話題も増えた」と同店広報の竹下諭さん。

　開催時間は10時～20時（最終日は17時まで）。入場無料。今月25日まで。