阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)は12月12日、1年を振り返った「阪神の今年の食」を発表した。地下1階食料品売り場ではランキングにちなんだ企画を展開している。
漬魚と焼魚のお店「本さわら塩麹漬」、「キングサーモン塩麹漬」
「店が一方的に押し付けるのではなく、お客さまにも参加してもらって興味を持ってもらえれば」と、一般投票によるランキングを発表する同店。バレンタインシーズンの「チョコ総選挙」や、初夏に特集した「地サイダー・地ラムネ甲子園」で行った「飲んでみたいサイダー」投票、「秋の阪神祭」で行った「阪神のスイーツ総選挙」、「おいしい俳句」など、さまざまな企画を展開している。
「今年1年を振り返り流行(はや)ったと思う食」を初めて募集し、11月21日~30日の10日間募集。約300通の応募があった。「応募者の9割弱が答えた」という塩麹が「今年の食」に選ばれ、2位にはパンケーキ、3位にはトマトゼリーがランクインした。同フロアでは発表当日、西側エスカレーター横にポスターが貼られ、館内の塩麹商品を紹介。先着100人に塩麹を進呈するイベントも開催し、開店前から並ぶ人の姿も見られた。
生鮮食品「漬魚と焼魚のお店」では、「本さわら塩麹漬」や「キングサーモン塩麹漬」(各1切=381円)を販売。店頭には加熱水蒸気で焼き上げる特殊オーブンを設置し、購入者は無料で焼いてもらうことができる。所要時間は約10分。みそなど発酵食品を販売する売り場では、塩麹や生麹を販売する。
「以前から塩麹を扱っていたが、商品のバリエーションは今年になって広がってきた。1種類で月に600個程度売れるなど、一時的なブームではなく食文化に定着してきた」と広報の竹下諭さん。
営業時間は10時~21時(月曜・火曜は20時30分、日曜・祝日は20時まで)。