11月6日に竣工した中之島フェスティバルタワー(大阪市北区中之島2)内に同28日、中之島エリア最大の商業ゾーン「フェスティバルプラザ」がオープンする。
地上39階、地下3階、高さ200メートルの同タワーは、商業施設「フェスティバルプラザ」、来年4月にオープンする「フェスティバルホール」、オフィス、カンファレンスルームで構成。地下1階は地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」、京阪中之島線「渡辺橋駅」と直結する。
「フェスティバルプラザ」には、「華やぎのある大人の街」をコンセプトに32店が出店。フェスティバルホールのエントランスがある2階には、4種類のヱビス生ビールが楽しめるビストロ&ビアホール「フェスティバール&ビアホール」、健康と美を考えた「中国料理 大湖 コントンポラン」、大和伝統野菜や瀬戸内の魚を使った日本料理・すしを提供する「奈良 十三屋」、創業84年の西洋料理「アラスカ」が出店。ビジネスシーンや記念日に利用できる店を集めた。来年3月には、オフィス入居者やホール来場者が利用できる保育所「キッズスクウェア」もオープンする。
1階には、オリジナル商品と海外からセレクトした文具雑貨を取り扱う「デルフォニックス大阪」、和菓子「宗家 源吉兆庵」、インポートアクセサリー「アビステ」、パリのフラワーアーティスト・クリスチャン・トルチュさんのフラワーショップ、自転車のある暮らしを提案する「ライフクリエーションスペース オーブ」が出店。「オーブ」ではヘルメットやグローブを貸し出し、スタッフと散歩感覚でサイクリングを楽しむイベント「散走」も開く予定。
地下1階には、F&Gローズをはじめとするバラをそろえた「フローリスト京阪」、アマルフィの農園をコンセプトにした野菜イタリアン「マーノ エ マーノ ピッツェリア&バール」、英国風パブ「HUB」、輸入食品専門店「ジュピター」、レディス雑貨「ブルーエブルーエ」などが出店。スイーツ店では、イタリアの空港をイメージし、アルコールやコーヒー、パニーニ、ジェラートを気軽に楽しめる「バール・ジェラテリア ラッフィナート」、土産に人気の「ワッフルケーキの店 R.L(エール・エル)」、帝塚山スイーツの「ポアール・テアトル」、和カフェ「ぷらす餡」が登場。「ポアール・テアトル」では、「観劇前に食べてもらいたい大きさにした」というプチ・シューやプチ・エクレア、「ぷらす餡」では、粒餡(つぶあん)と餅をパイ生地で包み焼きたてを提供する「もちパイ」など、フェスティバルプラザ限定商品も販売する。
肥後橋駅側には、書店「文教堂」、カフェ&バー「プロント イルバール」、台湾小皿料理「台湾小皿酒家五福」などが出店。東京神保町の洋食店「キッチンジロー」が関西初出店したほか、ホール楽屋への出前も多かったという「インデアンカレー」が復活した。渡辺橋駅側には、横浜中華街「梅蘭」の名物料理「梅蘭やきそば」や水ギョーザを提供する「梅蘭」、昼はセルフうどん、晩は居酒屋業態で営業する「千万喜(チマキ)」、海鮮和食「旬魚 旬菜 遊遊」、韓国旬彩料理「妻家房」などバラエティー豊富にそろえる。
12月3日には、フランス料理「ひらまつ」の新ブランドで、ひらまつグループ関西初出店となる「ラ・フェットひらまつ」が37階にオープン。同フロアには、同店の料理とサービスでもてなすイベントやウエディングパーティーに対応するカンファレンスルームがオープンする。
営業時間は、物販=10時~20時(土曜・日曜・祝日は19時まで)、飲食=11時~23時(同21時まで)。一部店舗により異なる。