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関西の映画情報サイト「キネプレ」が開設半年-独自情報でファン獲得

「キネプレ」編集長の森田和幸さん(左)とRECIPRO代表の大隈文顕さん

「キネプレ」編集長の森田和幸さん(左)とRECIPRO代表の大隈文顕さん

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 関西の映画情報を発信するウェブサイト「キネプレ」が11月1日、開設から半年を迎えた。運営は映像制作チームRECIPRO(レシプロ=大阪市北区本庄東)。

 学生時代にバーテンダーのアルバイトをしていた同サイト編集長の森田和幸さんと、学生でその店に客として来ていた同チーム代表の大隈文顕さん。大隈さんはその店に通うようになり、その後、森田さんは広告代理店に就職、大隈さんは大学を辞めてビジュアルアーツ専門学校に進学した。ライターを目指していた森田さんは「身近に面白い題材がある」と、仕事の後や週末に課題で自主映画製作に取り組む大隈さんを密着取材するようになり、2009年2月、卒業間近の大隈さんと映像制作チームRECIPROを立ち上げた。森田さんはフリーライター兼同チームのマネジメント、大隈さんはカメラマンとして現在活躍している。

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 同団体は、フリーのプロデューサー、カメラマン、ディレクターなどの映像制作者やデザイナー、イラストレーター、ライターらで構成する制作チーム。映像制作だけでなく、紙やウェブのクリエーターを活用した総合的な宣伝・広告を請け負い、チーム内で全ての作業を賄っている。

 チームが発足した2009年ごろは、関西では映画情報を掲載する雑誌が減少している時期で、「チームの宣伝にもなるし、関西の映画情報を集めたフリーペーパーを作ろう」と、フリーペーパー「レシプロット」を発行。しかし、コストがかかり取材してから公開までに時間を要することから、2011年春、「キネマプレス」を略した「キネプレ」のタイトルでブログをスタートさせた。その後、ブログで情報を発信していたが「インタビューなど読み物をちゃんと見せられて、初めて見た人が入りやすいサイトにしたい」という思いが強くなり、今年5月にウェブサイト「キネプレ」を開設した。

 同サイトでは、「実際に遊びに行ける」関西エリアに絞り込み、映画、映像、アニメ情報を発信。全国同時公開映画などは取り上げず、ミニシアターで上映される作品やその監督、関西を拠点に映画製作を続ける団体などを取材している。コンテンツは平日毎日更新する「映画・映像ニュース」、週に2本掲載の「イベントレポート」、月2本掲載のインタビューなど。アニメ制作・上映団体「PEAS」との連動企画「ホッと一息アニメ」など、独自のコンテンツも展開する。

 一時は年間100本の映画を見ることもあったという森田さん。だが、「映像制作チームに参加することになり、映画をどうすれば多くの人に見てもらえるかを考えるようになった」と話す。「このサイトではメジャー作品は扱わないが、映像制作者やマニアではなく、普通の映画好きの人に見てもらいたい。マニアじゃないがミニシアターや単館系の映画館で見たいと思っている人は多いはず。シネコン系しか行かないのはもったいないので、単館系の映画館に行く人を増やしたい」と森田さん。「今後はもっと更新頻度を上げ、特集記事も充実させていきたい」と意気込む。

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