中之島公園一帯で10月13日、「水都大阪フェス2012」チャレンジウイークが始まり、水辺を楽しむ多数のプログラムが展開されている。
中之島公園芝生広場には、大阪の街をキャンバスに見立てアーティスト作品を展示する「おおさかカンヴァスプロジェクト2012」の作品群を集結。2010年に登場した高さ13メートルの巨大バルーンこけし「イッテキマスNIPPONシリーズ『花子』」の展示や、環境に配慮したボールを使い川に向かってミニゴルフを楽しむ「GREEN to CLEAN」などを展開。らせん状に組まれた木琴にボールを転がして音を楽しむ「輪唱の○(わ)」のあたりには初日朝から親子連れが訪れた。阪神高速1号線高架下ではケータリングカーやテントで「富士宮焼きそば」「串焼き」「ワッフル」などのフードやスイーツの販売があり、周辺では芝生にレジャーシートを広げピクニックを楽しむ様子が多く見られた。
「中之島バラ園」では、世界各地で公共空間の一部を取り込んだホテルや個室を展開する西野達さんが手掛けた作品「中之島ホテル」を展示。バラ園内の公共トイレの一部を取り込んで建設したホテルでは大阪観光大学の学生がフロント兼コンシェルジュを務め、中を見ることもできる。夜間は事前に申し込んだ人が宿泊。バラ園では秋バラが見頃を迎え、多くの人が鑑賞や撮影を楽しんだ。14日からは高さ9.5メートルの巨大子アヒル「ラバーダック」も登場した。
中央公会堂前広場のテントでは、浜松ギョーザや津山ホルモンうどんなどのご当地グルメや、台湾生まれのスイーツ「チャーミースノーアイス」、アルコール類などを販売。近畿各地の生産者が野菜や魚を販売する大阪グランマルシェ「ほんまもん・収穫祭」は今月20日・21日に開催する。
水上ステージで行われたオープニングイベントには、体験型作品「四十七人のオバチャーン」からヒョウの顔などが描かれた派手な衣装を身にまとった大阪のおばちゃん7人が登場。テーマソングを披露し、好き勝手におしゃべりするおばちゃんのパフォーマンスに笑いと拍手が送られた。
開催時間は10時~21時。今月21日まで。