阪急電鉄は6月28日、阪急三番街(大阪市北区芝田)南館地下1階の一部でリニューアル工事を実施すると発表した。
11月に阪急うめだ本店、来春にグランフロント大阪が開業するなど、再開発が続く梅田エリア。同社では今年5月から阪急梅田駅のリニューアル工事に着手したほか、現在工事中の阪急うめだ本店前のコンコース、阪急グランドビルの物販・飲食フロア「阪急32番街 空庭ダイニング」などの改装を進めており、「百貨店やグランドビル、コンコースなど梅田の『顔』がきれいになる中で、阪急三番街の梅田駅直結部分のリニューアルも決めた」(広報部の吉井伸一さん)。
阪急三番街は、駅一体型商業施設の先駆けとして1969(昭和44)年に開業。地下2階から地上2階にグルメ、ホビー、ファッションと幅広いラインアップが特徴で、年間約4800万人が利用する。リニューアル工事は、1999年に南館地下2階の一部で実施して以来13年ぶり。
リニューアルの対象となるのは、南館地下1階「ファッションミュージアム」中央部の26店舗。各店舗の区画面積を拡大し、南北・東西に延びるウッド調のメーン通路を整備し、リニューアル後は12店舗で構成する。全ての照明にLED照明を採用し、内装は「軽やかに吹き流れるやさしいそよかぜをイメージした、明るくて温かな空間」を創出。核店舗として、レディス、メンズ、キッズ商品を扱う「UNITED ARROWS green label relaxing」の新規出店が決定している。
今回のリニューアル工事に合わせ、対象エリア外の南館地下1階エントランスもデザインを変更。床面も、より明るい色調の素材に変え開放的なデザインに一新するという。インフォメーションも今月25日、人通りの多い同フロアエントランス付近に移転した。
リニューアル対象エリアでは今月29日~7月8日、「Bon Rouge 三番街のバーゲン」を展開。7月9日~29日には「改装前の売りつくし」を行い、同30日に着工する。対象エリア外は通常通り営業を継続。リニューアルオープンは10月下旬を予定。