国立国際美術館(大阪市北区中之島4、TEL 06-4860-8600=ハローダイヤル)で、「国立国際美術館開館30周年記念展 30年分のコレクション」が開催されている。
同館は、1970年に大阪で開かれた日本万国博覧会の万国美術館の建物を譲り受け、現代美術を扱う美術館として1977年に開館。その後、建物の老朽化などもあり、2004年11月に中之島に新築移転した。万博公園時代から通算30年。同館は絵画、版画、彫刻、写真など約5,700点を収蔵するまでになった。
今回の企画展ではその中から約400点の作品を選りすぐり、地下の広大な二つの展示室とパブリックスペースをすべて生かして展示。セザンヌ、ピカソ、デュシャン、ウォーホルなど海外の20世紀美術と、藤田嗣治、佐伯祐三、草間彌生、横尾忠則などの日本現代美術の作品を一挙に公開する。
期間中、「新たなる美術館像を求めて」と題された講演会(1月19日開催)や、さまざまなクリエーティブ活動を展開する「graf」の家具職人、荒西浩人さんを講師に迎え、廃材加工された木片を加工し自分がデザインしたいすを作るワークショップ「ミニチュアイスをつくってみよう」(対象=小学3年生~小学6年生、2月2日開催、要予約)などの関連イベントも多数行う。
開館時間は10時~17時(金曜は19時まで)。月曜休館。観覧料は、一般=1,000円、大学生=500円、小・中・高生=無料。同展は2月11日まで。