三井不動産グループは4月2日、中之島で「三井ガーデンホテル大阪中之島」(大阪市北区中之島3)を着工したと発表した。
「中之島三丁目中央地区再開発地区計画」内の同社保有土地(一部借地)にデッキや公園整備等と併せてホテルを建築するもので、竣工後は三井不動産ホテルマネジメントが運営。開業は2014年春を予定する。
周辺には国立国際美術館、今年秋竣工予定の中之島フェスティバルタワーなどがあり、地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅徒歩5分、京阪電鉄中之島線「渡辺橋」駅徒歩3分の立地。平日はビジネスパーソン、週末・休日は観光目的の女性グループやファミリーをターゲットに据える。客室数は271室を予定。
シングルルーム平均22平方メートル以上、ツインルーム30平方メートル前後で「客室を少し広めにし広めのベッドを入れる予定」と広報グループの今井寿子さん。トリプルなどにも柔軟に対応するという。グループ利用のニーズに応え、洗面、浴室、トイレも分離。最上階には庭園を設け、宿泊者専用の庭園大浴場とラウンジを設置する。外観は歴史的建造物が多く残る周辺の街並みに合わせ、レトロモダンなデザインを採用した。
同ホテルチェーンでは、同じ2014年春に「(仮称)三井ガーデンホテル柏の葉」(千葉県)、2017年春に「(仮称)三井ガーデンホテル名古屋」(愛知県)の開業も予定。今後も大都市圏や地方政令指定都市で積極的に新規展開を行うという。