梅田のライプハウス「amHALL」（北区曽根崎2）で1月17日・18日、「アンケートに答えると携帯電話に入場チケットが送信される」仕組みを生かした「MOBILE DE TICKET LIVE」を開催する。

　ライブを企画･主催するマーケティングエージェンシー「ファースト」（西区）は、若者と企業の接点を作るために「音楽」に注目。「趣味や嗜好の多様化、少子化などの影響で、若者への商品販売に悩む企業の課題を解消するため、『音楽が好きな、感度の高い若者』の声を参考にするため企画した」（VOC企画室の杉谷隆司さん）という。

　杉谷さんは関西で活動するミュージシャンから「最近はストリートライブが規制され、活動の場に困っている」という話を聞き、「それならば、ライブハウスを開放しミュージシャンに提供しようと思いついた」と話す。同社は、関西のインディーズバンドの頂点を決めるライブイベント「大阪ロック大将」の開催も手がける。

　「V.o.Y（Voice of youth）」と題したこの取り組みは、「あなたの声を企業に届け、街をもっと楽しくする」の意味を持ち、「若者が普段から慣れ親しんでいる『ケータイ』と『ライブハウス』でコミュニケーションを図り、彼らの本音に迫る。まずはモバイルアンケート調査からスタートし、今後は商品サンプリングや商品体験などに展開していく予定」（杉谷さん）だという。

　今回の出演アーティストは、17日＝「annecoat」「Erry」「Rojika」「僕達の音楽」「Samond emotion」、18日＝「orzers」「ケット･シー」「ラジオフライヤー」「Dear Loving」「ZILcoNIA」の計10組。司会は両日とも「THE GRAND COLOR STONE」ボーカルの中野敦史さんで、中野さんの弾き語りライブも予定している。

　開演は18時30分～。入場無料（別途ドリンク代500円が必要）。入場には携帯サイトから送信される「ケータイ入場チケット」が必要。今後、4月、7月、10月にも開催を予定しており、イベントの協賛企業の募集も行っている。

今年の「大阪ロック大将」に「メキシカンズ」（梅田経済新聞）MOBILE DE TICKET LIVE（携帯サイト）ファースト