「HEP HALL」(大阪市北区角田町5)で12月22日、「大阪ロック大将」のグランプリ大会が行なわれ、心斎橋のライブハウス「AtlantiQs」代表の「メキシカンズ」が2007年の「大阪ロック大将」に輝いた。
同大会は、大阪市内のライブハウス6店が推薦するバンドと、一般公募によるバンド計90組により、今年6月から予選大会が行なわれてきた。予選を通過し、各月の月間グランプリになった6バンドが12月のグランプリ大会に出場。観客投票と審査員審査の結果、グランプリの「メキシカンズ」には表彰状、トロフィー、賞金、副賞が贈られ、準優勝の女性ボーカル3ピースピアノロックバンドの「狼(ろう)」、優秀賞の男性4人グループの「RABBIT」には、それぞれ表彰状とトロフィーが贈られた。
「メキシカンズ」は、男性4人組。実力もさることながら、「希代のカリスマボーカリスト」(同バンド)笠原淳平さんが率いるエンターテインメント性の高いバンドで、仕上がった楽曲を「グットロック」、ファンを「賛同者」と称し、軍服風のそろいの衣装で活動を行なっている。当日はオリジナルの楽曲「BENZA!」を披露。聴衆を巻き込んだパフォーマンスや、観客との掛け合いで会場を大いに盛り上げた。
実行委員長の瀬脇さんは「出場者たちの大会に取り組む姿勢を見て、バンドも目標を持つと頑張れるものだと思った」と、大会実施の半年間を振り返る。「来年以降も継続し、定番のイベントになっていけば」とも。
大みそかの12月31日には、ATC(住之江区)海辺のステージで開催のカウントダウンライブに、グランプリ大会出場組のうち5組が出演する。出演時間は19時頃~。