手芸洋品店を展開するユザワヤ商事(東京都大田区)は9月30日、阪急三番街(大阪市北区芝田)北館地下1階に「ユザワヤ梅田店」(TEL 06-6374-2233)をオープンした。
同社は1955(昭和30)年、2坪の毛糸店として大田区蒲田で創業。「世界中のあらゆる材料や道具がそろう」をコンセプトに総合化、多店舗化を図り、関東地区を中心に27店舗を展開。大阪では、なんば店、高槻店に続く3店舗目で、ターミナル一体型の商業施設への出店は今回が初めて。
店舗面積約238坪の同店は系列店舗の中では小型店に位置するが、「既存店とは什器を変え商品をぎっしり詰め込んだ」(店長の杉本浩一さん)。取扱品目は、生地、和洋裁用品、服飾雑貨、ミシン、毛糸、手芸材料、工芸材料、フラワー材料などで、約7万点をそろえる。
早い時間帯は年配の人や若い主婦、夕方以降はOL、服飾学校の学生などが来店するという同店。毛糸ではカシミヤやアルパカの入った商品の人気が高く、オリジナル商品やイタリアなどから直輸入する商品をそろえる。生地ではリバティ社に依頼し、廃番になったものを別注した復刻版や既存商品のオリジナル色を販売する。
OLを中心に人気を集めるのはビーズキットや刺しゅうキット。「夕方になると売り場が混雑するほど」といい、ビーズキットは500円~2,000円、刺しゅうキットは2,000円~5,000円の商品がよく出ているという。2年ほど前から人気を集めるのはフェルト羊毛。「羊毛をニードルで刺して形を作るもので、初心者でも比較的簡単にできることから季節を問わず売れている」
手芸材料以外では、パターンや手芸に関する書籍やコンピューターミシンなども充実させた。スイーツデコなどに使う粘土や絵の具、トールペインティングの材料など工芸材料もそろえる。
「今後は店頭での無料講習会もしていきたい」と杉本店長。「若い方から年配の方に向けて幅広く商材を取りそろえているので来店してもらえれば」と話す。
営業時間は10時~21時。