阪神百貨店（大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201）全館で10月5日、「秋の阪神祭」が始まった。

スイーツ総選挙に「立候補」した宗家 源 吉兆庵の紅花りんご

　毎年春と秋に開催する同祭では、全館で旬のアイテムの期間限定販売やイベントを多数行う。地下1階食料品売り場では、「阪神のスイーツ総選挙」「840円（はんしん）弁当」「食欲の秋！おいしい俳句」を開催している。

　「阪神のスイーツ総選挙」は、店内の和・洋菓子各14店が「立候補」し、自慢の商品1点を出品。クリ、サツマイモ、カボチャ、ピオーネ、ナシなど秋の食材を使った商品が勢ぞろいした。「バイヤーや担当者が選ぶランキングはよくあるが、お客さまの投票で人気ランキングを決めるのは初めて」と広報担当の竹下諭さん。今月14日まで店頭、ホームページから投票でき、和菓子、洋菓子それぞれの1位に投票した人の中から抽選でプレゼントを進呈するという。竹下さんは「今まで食べたことのないスイーツもこの機会に食べていただき、投票してもらいたい」と話す。

　今月11日16時～18時には、11階グリーンルームで「スイーツ試食会」を開催。試食サイズで立候補した28点を味見することができる。入場無料。先着200人。1位の商品は今月19日に発表する。

　特設会場で販売する「840円（はんしん）弁当」は、旬の味を盛り込んだ総菜と、おこわ、いなりずしなどの米飯を別の店舗から選び組み合わせることができるオリジナル弁当。総菜売り場の人気12店がそれぞれ420円の弁当を用意し、米、おかずを組み合わせて好みの840円弁当を作ることができる。総菜のみ、米飯のみも可能。同売り場では、朝から弁当を選ぶ人だかりができた。今月18日まで。

　阪神食品館では、さんま、まつたけ、くりなど、食欲の秋にふさわしい季語を使った俳句を事前募集し、約250句の中から優秀作品21句を選び、「食欲の秋！おいしい俳句」として紹介。現代俳句人の櫂未知子さんの句評も添え、誰でもわかりやすく楽しめるようにした。食の旬と歳時記を知らせる店内のフリーペーパー「今日は何の日」の10周年記念企画で、「俳句を通して食に親しんでもらいたい」と企画した。展示は今月25日まで。

　地下1階の営業時間は、月曜・火曜＝10時～20時30分、水曜～土曜＝10時～21時、日曜・祝日＝10時～20時。