梅田スカイビルで「ドラえもんの科学みらい展」-ひみつ道具を科学技術で体験

タケコプターのように自由に空を飛べる1人乗りヘリコプター

タケコプターのように自由に空を飛べる1人乗りヘリコプター

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 梅田スカイビル(大阪市北区大淀中1)タワーイースト5階で7月16日、ドラえもんのひみつ道具が現在の科学技術でどこまで実現されているかを紹介する「ドラえもんの科学のみらい展」が始まった。

「透明マント」のようにマントを着ると背景が透けて見える

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 「ドラえもんには、空を自由に飛びたい、小さくなれたら、変身したい、遠くに行けたらなど、古今東西、人間が描き続けてきた夢が描かれている」と話すのは、日本科学未来館キュレーターの荻田麻子さん。同展では、ドラえもんに登場するひみつ道具をテーマに、最先端の科学技術の取り組みを紹介する。

 「ドラえもんとくらす未来」では、二足歩行ロボットなどの映像に合わせて一緒に歩行する体験ができるコーナーや、会話に合わせてうなずくひまわり型のロボット、会話ができるロボットなどを紹介。「変身したい」では、「透明マント」のようにマントを身にまとえば背景が透けてみえる投影技術の紹介や、手袋をはめると怪力の持ち主になる「スーパー手袋」のように、最大200キロの力が加わる「マンマシンシナジーエフェクタ」を展示。ボタンを押すと勝手に動くのではなく、指の力を何百倍にも増幅させ、スーパーボールを破壊することもできる。

 コミュニケーションに関する技術では、「ほんやくコンニャク」のように日本語で話すと韓国語、英語、中国語に翻訳するものや、「エスパーぼうし」で念力が使えるように、脳の状態を信号で送ることで何かを動かすことができないか、を研究しているものを紹介する。

 「タケコプター」のように、自由に空を飛びたいという夢を実現した1人乗りヘリコプター「GEN H-4」は、ギネスにも登録されている世界最小のヘリコプター。乗り込んで記念撮影もできる。「タイムマシン」と「どこでもドア」をテーマにしたコーナーでは、タイムマシンの作り方紹介や、空の箱を触っているのに何かが入っている感覚を再現した、触覚のバーチャルリアリティーを体験できるコーナーなどを用意した。会期中は、会場でドラえもんが来場者を出迎える。

 荻田さんは「夢を持つことの大切さ、夢を見ることが未来を変えるきっかけになるんだということを感じてもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場料は、当日大人=1,000円、小・中・高生=500円。8月31日まで。

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