映画「プリンセス トヨトミ」(配給=東宝)とタイアップした「名代お好み焼 太閤」(大阪市北区天神橋4、TEL 06-6353-1750)が4月1日、関西テレビ向かいにオープンした。経営はベレット(西天満3)。
今月28日に公開する映画「プリンセス トヨトミ」は、大阪出身の万城目(まきめ)学さんの同名小説を映画化した作品。会計検査院の松平元(堤真一さん)、鳥居忠子(綾瀬はるかさん)、旭ゲーンズブール(岡田将生さん)の3人が大阪の財団法人「OJO」を調査中に、400年守られてきた秘密が明かされる――というストーリー。
フジテレビジョンと提携してオープンした同店は、大阪国総理大臣で店主の真田幸一(中井貴一さん)が営むお好み焼き店をイメージしたもの。約25坪の店内には、撮影で使われた店の看板やポスター、物語の鍵となる「ひょうたん」などを飾る。半個室「太閤の間」には、撮影で使われた衣装やのれんなども。席数は40席を設ける。スタッフは「真田」「松平」など、登場人物の「芸名」の名札を付け、調理や接客に当たっている。
大阪城をイメージしたお好み焼き「プリンセストヨトミ焼」(1,280円)は、石垣に見立てた無添加の麺、大きく切ったキャベツを自家製の生地で包み、天かす、ネギの上に金の茶室をイメージした卵をのせたもの。「8割のお客さんが注文する」(ベレットの田中愼一社長)という。「寧々焼」(1,380円)は、「太閤を包み込むような人だったので、山芋をフワッと焼いて太閤を支えるイメージで作った」。「鳥居スペシャル」(980円)は、劇中で鳥居役の綾瀬さんが食べたブタ、イカ、スジの3枚の具を1枚に入れたメニューで、焼きそば「鬼の松平スペシャル」(980円)は、からい焼きそばの上に松平の好物・アイスクリームをのせた。串カツ、「太閤のだし巻き」「お市のから揚げ」などの単品も用意する。
ドリンクでは太閤オリジナルカクテルとして、ゆずコラーゲンとビタミンCが入った「プリンセストヨトミ」、焼酎、トマトジュースなどが入った「真田の赤備え」(共に550円)など、料理同様ゆかりの名前を付けた。客単価は1,600円~1,800円。
同作には5,000人のエキストラが参加。「エキストラで参加した皆さんが『ここを大阪国国民の集う場所にしよう』とたくさん来てくれている」と田中社長。「映画のテーマパークではあるが、味にはこだわって作った。ぜひプリンセストヨトミ焼を食べて、大阪国国民になって帰ってください」
営業時間は、月曜~金曜=11時30分~15時(平日のランチタイムは公開時のみ)・17時30分~翌3時、土曜=11時~24時、日曜=11時~22時。