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インタビュー2012-03-09

「とにかく思考停止だけは避けたい」
Candle JUNEさん
(キャンドルアーティスト、LOVE FOR NIPPON 代表理事)

 3月1日からNU chayamachiで始まった東日本大震災チャリティーアートエキシビション「LOVE FOR NIPPON 366 ART HEART COCORO」。開催前日の内覧会でLOVE FOR NIPPON代表理事・Candle JUNEさんに被災地支援活動の現状と今後の活動について聞いた。

-「LOVE FOR NIPPON 366 ART HEART COCORO」が大阪で始まりますね。

 東京も温度が低いと思うが、震災を経験した関西でも距離がある分、温度は低いと思っている。このエキシビションは昨年9月に渋谷で開催したものだけど、東京ではなかった石井麻木さんの写真展を一緒にすることにしました。テレビなどでも被災地の状況を見られていると思いますが、「LOVE FOR NIPPON」なりの被災地の状況を見てもらいたい。

-現在「LOVE FOR NIPPON」では、どのような活動をされていらっしゃるのですか。

 今週もラフォーレ原宿で、親子で楽しめるトークなどのイベントを開いたのですが、1週間に1回のペースでイベントを開催しています。被災地でのアクションと被災地以外でのアクション、今後も両方やっていこうと思っています。

-もうすぐ震災発生から1年ですが今の状況をどう感じていらっしゃいますか?

 もっともまずい状況だと思います。G.W.以降ボランティアが少なくなり、メディアでも取り上げられることが減少した。地震、津波、原発事故…細分化しなければいけないのに、今は原発問題として見られている。コミュニティーの作り方などもこれまでの震災の経験が生かされていなくて、今は市町村に委ね過ぎていて、支援する人が入りづらい状況。現地に行き続けている人しか行けない状況になっている。今年は特に寒く、心身共に耐えられない人が多く出てきています。

-今後、どのような支援が望ましいと思いますか?

 今はネットを通じて寄付もできるし、「これを買えば支援になる」といったプログラムもたくさんあります。でも行ける人は行ったほうがいい。とにかく思考停止だけは避けたい、と訴えていきたい。

-「LOVE FOR NIPPON」では今後、どのような活動を予定していますか?

 キーとなる3.11は被災地でのイベントを考えています。今後は西日本でもアートやファッションなど、ありとあらゆる支援活動をしていきたい。3.11を過ぎたらまた忘れられる。今後はニーズをくみ取って、雇用を生む提案をできるようにしていきたい。

-最後にメッセージをお願いします。

 アートを気軽に購入してもらいたい。そしてどこかの団体を通じてではなく、LOVE FOR NIPPONから直接被災者に渡しますので、ぜひいらしてください。

インタビュー終了後の内覧会では、Candle JUNEさんと写真家・石井麻木さんのトークショーが行われた。

Candle JUNEさん 「被災地は地図で線引きしていない。東京も日本全体も被災地ともいえる。でも何もしないよりした方がいい。できれば得意なことでできたらいい。震災後、友人が増えました。被災地の福島、宮城に増えました。これまで仕事関係だけだった人とも友達になれた。仮設に住んでいる人とキャンドルでメッセージをともすのですが、生活に仮はない。関心が薄れ、補償も不確かだが、手を差し延べてくれた人に感謝を伝えたいから『ありがとう』とともしたい。被災地に行くときは被災地とはあまり言わず、新しい家族に会いに行くと言っています」

石井麻木さん 「震災直後から自分の目で見たい、現地に立ちたい、見なければわからないと思った。今後、妊娠することもあるから女性は福島に入らない方がいいと言われたが、3週間後には入って、月に1~4回通った。そのときに、言葉をなくす光景というのを生まれて初めて見ました」

Candle JUNEさん 「震災当時の盛り上がりが続いていたらもっと違っていたと悔しい。自分たちが大阪で何もやっていなかったという反省で、これからは参加できるプログラムをやっていきたい」

LOVE FOR NIPPON

東日本大震災を受けて、Candle JUNEさん(アーティスト)、若旦那さん(歌手、湘南乃風)、MINMMIさん(歌手)など、多くのクリエーターがスターター(呼び掛け人)として参加する、被災地復興支援プロジェクト。震災直後から被災地での炊き出しや物資提供、アートプロジェクト、チャリティーオークション、ファッションイベント、ライブなどさまざまな支援活動を行っている。

LOVE FOR NIPPON

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