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エリア特集2011-04-28

新百貨店モデルで挑む
「大丸梅田店全館リニューアル」注目フロアレポート

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 4月19日、3,000人の開店待ちの列ができる中、大丸梅田店が全館リニューアルオープンした。売り場面積は従来の1.6倍となる6万4,000平方メートル。「コンテンポラリーなマルチコミュニケーションフロア」をコンセプトに既存フロアも全てをリニューアルし、「都市型ライフスタイルビル」として生まれ変わった。

 今回のリニューアルでは、これまでのターゲットである梅田周辺で働く独身OL、50~60代を中心としたミセス層に加え、あまり百貨店を利用していない子育て世代、梅田に来街するが百貨店を利用しないヤング層の取り込みを狙い売り場を構成。上層階はコト・時間消費の「エンターテインメント&ファミリーワールド」、中層階は従来の百貨店機能を持つ「ファッションワールド」、下層階は毎日寄りたくなる「フーズ&グッズワールド」と、多層構造を生かした構成にした。

大丸梅田店が全館新装オープン-7フロアに37カ所のエントランス

■ヤングファッションフロア「うふふガールズ」

 心斎橋店や京都店でヤング、ヤングアダルトの買い上げを大幅に増加させた「うふふガールズ」。梅田店では、1階西側と5階全フロアを使い、同社最大の約5,100平方メートルで展開する。1階は400平方メートルと規模は小さめだが、「フリーズショップ/ビアンチェリチュチュ」「ボルニー」の2ブランドをエントランスに置くことで「うふふガールズを大きくアピールしたい」としている。

5階には「関西初」「大阪初」を多数そろえた43ブランドが出店。フロア中央の「宝探しゾーン」には、関西初・百貨店初出店の「ロフ」、大阪初の「バービーストア」、海外のお菓子やキャラクターを集めた「グリーンデリ」など、「ワクワク感のある便利で楽しいフロア」を展開する。同フロアには百貨店初となるコミュニケーションスペース「コスメカフェ」もオープン。美肌&女子力アップメニューに加え、海外コスメのテスターや雑貨の展示、大型モニターやライブでの情報発信など、ガールズ文化の発信拠点としてトライする。

大丸梅田店に「コスメカフェ」1号店-ガールズ文化の発信拠点に

■10~13階には大型テナントを導入

 「新百貨店モデル」の一つとして具現化したのが、従来の百貨店にはない大型テナントの導入。昨年11月には、全国最大・約250坪の売り場面積をもつ「ポケモンセンターオーサカ」や西日本拠点店舗となる「トミカショップ大阪店」が13階にオープン。ABCクッキングスタジオやユニクロも登場した。

 10~12階増床部には関西の旗艦店となる「東急ハンズ梅田店」がオープン。10階には「食にうるさい関西の方にまず試していただきたい」と、東急ハンズ初の直営カフェ「ハンズカフェ」を設ける。アーティスト作品の展示やワークショップの開催など、スタッフと利用客、利用客同士のコミュニケーションの場として、イベントスペース「ハンズ・インスピレーション」と連動し展開する。同フロアには、梅田エリア一の品ぞろえを誇るステーショナリー売り場も。

 11階は、手作り、モノづくりコーナーを展開するクリエーティブライフのフロア。一時期縮小していたD.I.Y.を復活させ、木工、修理、サイクル、ホビー&クラフトの4つの工房を展開する。特に手芸コーナーには力を入れているという。12階は、女性をターゲットにした「ビューティーライン」、男性をターゲットにしたメンズ・ケアなどのヘルス&ビューティーコーナーを展開。シューズ・ウエア以外のランニング用品を扱う「RUN!RUN!RUN!」では、ほかの小売店にはないような品ぞろえにした。店内各所には、小売業初となるARで商品動画が楽しめる「ハンズシアター」のコードも設置する。

「ポケモンセンターオーサカ」が大丸梅田店に移転-売り場面積最大に

トミカショップ大阪店、梅田に移転-売り場拡張で西日本拠点店舗に

大丸梅田店に「東急ハンズ」-初の直営カフェやギャラリーも併設

■4階は関西最大の婦人肌着フロア

 婦人肌着売り場「オー♪ランジェリーゼ」は長さ87メートルの空間に25ブランドを展開する「肌着ワールド」。単独ショップとして日本初の「ディーゼル」や「ドリーミーダイアリー」、関西百貨店初の「リサマリ」、「ボディワイルド」などを新規導入し、従来のコンサルティングメーンの肌着売り場に雑貨感覚で選ぶ低価格のアイテムを加え、幅を広げた。同フロアには「キャラクター」「モードエレガンス」「タウンエレガンス」「セレクト&クリエーター」の4つのコーナーで展開する婦人靴売り場「シンデレラアベニュー」も。試し履きが思う存分できる「わがままフィッティングサービス」も始めた。

■地下1階・地下2階食料品売り場「ごちそうパラダイス」

 従来の1.5倍に拡大した地下食料品売り場。地下2階には、ライブ感のある生鮮食品売り場、米ソムリエが常駐する米専門店などのこだわりフーズなど、産地直送や旬の食材をそろえる。うどん「つるとんたんTOP CHEFS」や精肉店「柿安」、回転ずし「ひらしま」など、イートインも充実させた。地下1階東側総菜売り場では従来の約2倍となる41ブランドをそろえ、「こだわりの一品」から大衆食堂の味まで幅広くそろえる。ご飯ものも充実させた。

 地下1階西側和洋菓子売り場も、手土産にしたいスイーツからデーリーの「おやつ」まで幅広い。同店とエーデルワイスが2年半かけて開発したヨーロッパ菓子「メンヒェングラードバッハ」は、5つの専門ショップで成るドイツの街をイメージし、できたて、焼きたてのスイーツを販売。不二家の新ショップ「不二家ミルキーカーニバル」やイラストやメッセージを描いたアイシングクッキー「愛シングOSAKA」などのかわいいスイーツも。和菓子では、白玉団子専門店「白玉屋新三郎」や、とよすによる新しい米菓子「十火」、阿じゃ梨餅、赤福などが登場した。

大丸梅田店地下2階食品フロアがリニューアル-生鮮売り場を強化

大丸梅田店に欧州菓子「メンヒェングラードバッハ」-エーデルワイスとコラボ

■14階レストランフロア「大丸エキウエダイニング美食区」

 買い物のついでではなく、気軽にお酒を楽しめるフロアを目指した同フロア。シンガポール政府推薦の4店の味を提供する「シンガポール・シーフード・リパブリック」やダイナックの新業態レストラン「グリル アンド バー ダイニング 燦(さん)」、まいどおおきに食堂の新業態店「釜焚ごはんと京料理本さち福や」など新店6店を含む15店舗がそろう。

梅田に「シンガポール・シーフード・リパブリック」-現地有名店4店の味を提供

■店内には多彩な10の喫茶が登場

 梅田エリアの百貨店で最大規模の喫茶数を設けた同店。南側2階エントランスにはスターバックスコーヒーが開店し、8時から23時まで営業する。4階には、大丸神戸店の人気イタリアンカフェ「カフェラ」が登場。吹き抜けのゆったりした空間でバリスタによるエスプレッソやカプチーノ、軽食、アルコールを提供。7階には、スペイン王室御用達のショコラテリア「カカオサンパカ」が西日本初出店。9階に「ヒロコーヒー」、11階に茶寮「有里」など、多彩な喫茶が登場した。7階には、年間50万円以上の女性購入客に限定した会員制ラウンジ「レディスメンバーズラウンジ」が新登場。各店で購入した商品を一括して受け取れるほか、最新コスメのテスターやヘアセット関連機器、iPadの無料貸し出し、ドリンクサービスなどが利用できる。館内にはレストスペースも増設し、全館で約350席を設ける。

 5月4日にはJR大阪駅北側「ノースゲートビルディング」が開業。売り場面積約5万平方メートルの「JR大阪三越伊勢丹」と、2万平方メートルの「LUCUA(ルクア)」がオープンし、大阪ステーションシティが全面開業する。大丸梅田店は「ライフスタイルのカジュアル化にこれまで百貨店が対応できていなかった」と、アラサー、ヤングを取り込むライフスタイルに合わせた新百貨店モデルで競争に挑む。

JR大阪三越伊勢丹、5月4日開業へ-自主編集ゾーンを強化

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