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グランフロント大阪で「うめだ文楽」 昨年に引き続き

「うめだ文楽」の制作発表で登壇した桂南光さん(右)と技芸員

「うめだ文楽」の制作発表で登壇した桂南光さん(右)と技芸員

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 グランフロント大阪(大阪市北区大深町)のナレッジシアターで3月25~27日、大阪の伝統芸能、人形浄瑠璃・文楽「うめだ文楽」が開催される。

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 在阪民放5局の企画制作で2015年に始まり、今回が2回目。初心者に人形浄瑠璃・文楽に親しんでもらうこと、次代を担う20~40代の若手技芸員に活躍の場を与えることを目的としている。同年2月の5公演では、約350席の会場が満員になった。来場客の半数以上が文楽初体験だったという。

 今回は前回より1公演増え、3日間で計6公演を予定する。上演するのは阿波藩のお家騒動を題材にした「傾城(けいせい)阿波の鳴門~十郎兵衛住家の段~」。文楽の代表的な演目の一つとされ、娘のせりふ「ととさんの名は阿波の十郎兵衛、かかさんの名はお弓と申します」に聞き覚えのある人も多い。

 1月15日の制作発表で、物語を読む「太夫」を務める竹本小住大夫(たけもとこすみだゆう)さん(27)は「1日2回3日間の公演中、体当たりで一生懸命やらせてもらう」と意気込みを語った。三味線の鶴澤寛太郎さん(28)は「背伸びどころかジャンプするような大役だが、せっかく2年連続で与えてもらえたチャンスなので期待に応えたい」と話した。

 文楽のメーンキャラクターを務める桂南光さんは「文楽を見始めたころ、三味線が単なる伴奏ではなく、人物の内面を表現していることに興味を引かれた。初めて見る人はいろんなことを楽しめるはず。全公演、大入り完売することを願っている」と激励する。

 公演では、在阪民放5局の各局アナウンサーが司会に立つほか、文楽の解説や出演者によるトークショーの時間も設ける。

 公演は、3月25日=15時~、19時~、同26日=11時~、15時~、同27日=11時~、15時~(開場は開演30分前)。全席指定で、料金は4,000円。未就学児の入場不可。

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