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堂島に上海万博の「夢ROBO」登場-「大阪創造取引所」開催で

上海万博「日本産業館」で人気の「夢ROBO」

上海万博「日本産業館」で人気の「夢ROBO」

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 近畿経済産業局、関西経済連合会らが主催する「大阪創造取引所2010」が堂島リバーフォーラム(大阪市福島区福島1)で10月26日に始まり、上海万博で注目を集めた「夢ROBO」が登場した。

「夢ROBO」を手掛けたマッスルの玉井博文社長

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 同イベントは、「関西から世界へ」を合言葉に国、自治体、産業界が一体となり、大手・中小・ベンチャー企業から研究機関まで、多彩な出展者が産業やビジネスに役立つクリエーティブコンテンツを出展、商談する展示商談会。今年で3回目の開催を迎え、昨年は750件以上の商談が成立した。同イベントは、クリエーティブビジネスの新たな市場形成のため、関連イベントを開催する「CrIS 関西(クリエーティブ・インダストリー・ショーケース)」の参加イベント。

 初日に行われた「CrIS関西グランドセレモニー」には、上海万博「日本産業館」に登場した壁面のはしごを昇降するロボット「夢ROBO」が日本初登場。製作の中心となったマッスルの玉井博文社長は「昨年の今ごろ、日本産業館の壁が寂しいと総合プロデューサーの堺屋太一さんに言われ、デザイナーの喜多俊之さんと人型ロボットを初めて作った。最初は夢物語だと思ったが『ほんまにやりたい』と言われ設計にかかったが、予算も納期も無く、正月から設計し3カ月で作った」と振り返る。1社では納期が縮まらず、「商売にならないので誰も請けてくれないのでは」と思いながらも声を掛けたところ全員が引き受けてくれ、中小15社が集結した」と話す。

 玉井社長は「この実績を次の産業の育成に役立てたい」と、新世代ロボットのためのプラットフォームプロジェクトを考案。「アイデアを持っている人がどこに持っていったらいいかわからない」などの悩みが多いことから、ロボットのワンストップショップ「ロボットブティック」を組織し、アイデアの受け付けからデザイン、開発までをサポートし、短期間で安くロボットを届けるスキームを作り「日本経済活性化の一助としたい」と意欲をみせる。

 会場では公開ミーティングも行っており、27日には工具メーカーと漫画制作会社のサクセスコラボレーションを披露する「『ネジ・ザ・ウルス』ヒットの秘訣(ひけつ)」(11時~)、グーグル名誉会長・村上憲郎さんによる「Googleの次なる創造戦略」(13時~)、ロボット感性シンポジウム「夢ROBOから新世代ロボットへ」(14時30分~)を開催する。

 開催時間は、26日=10時~19時、27日=10時~17時。入場無料。今月27日まで。

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