国立国際美術館で特別展「横尾忠則全ポスター」-800点超展示

横尾忠則 《腰巻お仙》(劇団状況劇場) 1966年 シルクスクリーン・紙  国立国際美術館蔵 ©TADANORI YOKOO 

横尾忠則 《腰巻お仙》(劇団状況劇場) 1966年 シルクスクリーン・紙  国立国際美術館蔵 ©TADANORI YOKOO 

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 国立国際美術館(大阪市北区中之島4、TEL 06-6447-4680)で7月13日より、横尾忠則さんの全ポスターを網羅した特別展「横尾忠則全ポスター」が開催されている。これまでにもポスター展は数多く開催されてきたが、全ポスターを展示するのは日本で初めて。

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 横尾忠則さんは1936(昭和11)年兵庫県西脇市生まれ。西脇高校在学中から地元のイベントや商工会議所のポスターを手掛け注目を集めてきた。22歳の時には日本宣伝美術会の会員になり、1960(昭和35)年に日本デザインセンターに入社。1960年代後半には「腰巻お仙」をはじめとする劇団状況劇場のポスターで若い世代の支持を集めた。

 横尾さんはポスター、イラストレーション、ブックデザイン、絵画、版画など、さまざまなメディアや芸術分野で活躍してきたが、今回の展覧会では横尾さんの出発点であり、活動の中心にあったポスターに焦点を当てた。横尾さんが初めてポスターを手掛けた1950年代から現在に至るまで、約60年にわたり制作された全ポスター約800点に、下絵、版画などの資料も併せて展示する。

 期間中、美術評論家・倉林靖さんによる講演会「横尾忠則のポスターは何処から来たのか」(今月24日)や、学芸員によるギャラリートーク(8月7日)、横尾忠則さんと同館館長による対談「横尾忠則のポスター芸術」(8月28日)などのイベントも予定する。

 開館時間は10時~17時(金曜は19時まで)。毎週月曜休館。観覧料は、一般=1,100円、大学生=500円。9月12日まで。

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