ハービスPLAZA ENT1階の「オメガブティック大阪」(大阪市北区梅田2、TEL 06-6343-1377)が6月26日にリニューアルオープンし、バーゼル2010年新作展が同時に始まった。
「スピードマスター プロフェッショナル アポロ・ソユーズ35周年記念限定モデル」
同店は2004年11月、日本初のオメガ直営ストアとしてオープン。比較的早期にオープンしたため他店と内装やショーケースが異なっていたため、他のオメガと「同じ世界観を表現するため」リニューアルを行った。内装はシャンパンカラーとベージュを用い落ち着いた雰囲気に、店頭ディスプレーは雨をイメージしたデザインで、他店同様「地球」をテーマにした。
売り場面積は約92.8平方メートルで、時計、ジュエリー合わせて1,000点以上を取り扱う。若い男女やカップルの来店が多く、ティファニー、ブルガリなどと隣接しているためブライダルで利用する客も多く、ジュエリーの売り上げが世界一になった年もあるという。
同日から始まった新作展では、新商品や発売前の商品を多数展示。1975年、米国・アポロとソ連・ソユーズのドッキングが成功した時、両国宇宙飛行士の腕に同社の「スピードマスター プロフェッショナル」が着けられていたことから、今年は35周年を記念し、ダイヤルに隕石(いんせき)を使った「スピードマスター プロフェッショナル アポロ・ソユーズ35周年記念限定モデル」(85万500円)を発売。隕石を1枚ずつスライスして製作するため、それぞれ模様が違っているのが特徴。ほかにも、エナメルやアヴェンチュリン(砂金石)をダイヤルに使ったものなど、今年の新作は「素材が特徴」だという。
マーケティングマネージャーの岡部友子さんは「コンステレーション、シーマスター、スピードマスター、デ・ビルほかフルコレクションをそろえており、直営店でしか取り扱っていない商品もあるのでお気に入りの1本を見つけていただけるのでは」と話す。
顧客には同社の製品を修理し長年使用する人が多いことから、8月中旬からは週3回程度、ウオッチメーカーが駐在。ブレス調整、修理、電池交換、内部微調整、風防交換、防水チェックなどのサービスを提供する。
今後の出店計画について、オメガ事業部事業本部長のクリストフ サビオさんは「ただ増やすのではなく、オメガにとって最良の場所があれば。中期的には15~20店舗ぐらいがいいと考えている。全体的には店舗を絞っているが、一つひとつを専門性の高い店にしていきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。