JTB西日本(大阪市中央区)は4月22日、まちおこしに成功した地域の魅力にスポットを当てた地域交流型旅行商品「地恵(ちえ)のたび」の第5弾として「地恵のたび 天神橋」を発売した。
同社は昨年5月より「地恵のたび」プロジェクトを展開。地方自治体や地域で活躍する企業とパートナーを組み、地域の資源を生かしてまちおこしに成功した地域に焦点を当て、成功事例から地域活性化のヒントを探る団体向け旅行商品を提案している。ターゲットは、他地域行政や商店街、学生など。「地域を訪ね、新たな地域活性化に役立て、旅を通じて交流の輪を広げることを目指して取り組んでいる」と同社担当者。
第1弾では、着地型観光でまちおこしに成功した「堺モデル」を見学するコース、第2弾では、葉っぱビジネスの成功で有名な「いろどり」(徳島県)とコラボレーションし、農家見学や事業の仕組みを学ぶコースを展開してきた。
第5弾となる「天神橋」は、共存共栄により地域活性化モデルとして発展した、日本一長い商店街「天神橋筋商店街」と上方落語の定席「天満天神繁昌亭」を訪ねるコース。「繁昌亭 昼席公演コース」では、繁昌亭支配人による上方落語の歴史と楽しみ方事前講座の後、「太閤園」または「がんこ」で昼食をとり、「天満天神繁昌亭」昼公演を鑑賞。落語家が観光・歴史スポットを楽しく案内する「『大阪天満宮』と『日本一長い天神橋筋商店街』ガイドツアー」を行う。コース内では、商店街活性化の取り組みについての講演も予定する。申し込みは10人から。
同日発売した第6弾「地恵のたび 東大阪」では、人工衛星まいど1号の打ち上げで有名な「モノづくりのまち東大阪」で、社長の講演や工場見学が体験できる。
問い合わせは、同社日本国内商品事業部(TEL 06-6260-5253、9時30分~17時30分、土曜・日曜・祝日休み)まで。