茶屋町にウエディングホテル「アルモニーアンブラッセ大阪」

最上階(23階)の「天空のチャペル」は安藤忠雄さんの設計

最上階(23階)の「天空のチャペル」は安藤忠雄さんの設計

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 オープンに向けて準備中の大型商業施設「チャスカ茶屋町」の上階に4月28日、ウエディングホテル「アルモニーアンブラッセ大阪」(大阪市北区茶屋町7、TEL 06-6376-2200)がオープンする。運営はブライダル関連事業を展開するブライズワード(愛知県名古屋市)。

大阪市内が一望できるスイートルームの浴室

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 建物全体と最上階(23階)のチャペルの設計は安藤忠雄建築研究所によるもので、上層階部分の三角形は「都市のスピード感」を表している。8階と10~23階部分を占める同ホテルは、「スモール・ラグジュアリーホテル」と「ウエディングホテル」としての2つの特徴を持つ。名称はフランス語で「アルモニー(調和)」「アンブラッセ(キスが似合う場所)」を意味する。

 ホテルのテーマは「美と健康」。体にやさしい食材を使った食事、フロアごとに異なる香りの演出などで「女性から支持されるホテルを目指す」という。客室は「ブラックティー」「ドルチェヴィータ」などバラの品種の名称で名付け、1フロアに4タイプ・全38室を展開。タイプごとのテーマに合わせ、伊カッシーナ・イクスシー社製の家具や海外ブランドのアメニティを配備する。白とベージュがイメージカラーの「エヴァーホワイト」(スイートルーム)では、建物鋭角の先端部分に位置する浴室の両側から大阪市内が一望できる。

 ウエディングではワンフロア貸し切りが基本。プライベートガーデンやオープンキッチンが利用できるタイプも合わせ2タイプの披露宴会場のほか、チャペル、パーティールーム、レストラン、カフェ、バー、ブライダルサロン、エステサロンを備える。

 最上階のチャペル「天空のチャペル」の名称は建築家・安藤忠雄さんが名付けた。約100平方メートル、天井高6.6メートルで白を基調にした堂内からは、HEP FIVEの赤い観覧車や阪急電鉄梅田駅が間近に見下ろせ、条件が良ければ明石大橋から生駒山まで見渡せるという。

 挙式の利用時間外であれば、宿泊客やレストランやバーの利用客もチャペルに入ることができる(利用客以外は電話予約が必要)。橋爪浩文総支配人は「夕方にはサンセット、夜には夜景がきれい。こんなに良いチャペルはほかにはない」と自信をみせる。「婚式と2次会の後、新郎新婦2人だけの結婚式をするのもおすすめ」といい、「一般の方も入れるので、たくさんの人にも絶景をぜひ楽しんでもらいたい」と話す。

 同社では、初年度売り上げ20億円、ブライダルは年間500組を目標に掲げる。

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