北区役所で「伝統文化と職人さん展」-学生のアイデアと職人技がコラボ

大阪市北区役所1階の区民交流プラザで開催中

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 大阪市北区役所で2月23日、「北区の伝統文化と職人さん展 伝統ものづくり・再発見!」が始まった。

学生のアイデア「語らいバー/味噌汁専門店」のショップ構想

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 会場には、天満切子、ちょうちん、たんすなど区内の職人の作品に加え、学生のアイデアと伝統職人の技術を融合したコラボレート作品として大阪市立扇町総合高校の学生がデザインした友禅染めや着物を使った布団カバー、大阪市立デザイン教育研究所の学生によるみそをテーマにした「語らいバー/味噌汁専門店」のショップデザイン模型など75点の作品を展示する。

 伝統職人や地域産業の潜在力について探ろうと、区役所職員、学識経験者、市民有志などが集まり2006年に発足した「北区職人研(北区の伝統文化活用方策研究会)」が、実際に職人のもとを訪ね、その歴史や思いについてまとめた「取材レポート」の今年度版も紹介している。

 28日には、作品づくりに参加した学生らがどのような視点やアイデアから伝統技術とのコラボレーションを企画・製作したかについて語るプレゼンテーションや、ちょうちんの製作実演(26日)、たんすの製作・修理の実演(3月4日)なども予定している。

 区役所の担当者は「北区はターミナル駅やオフィス街など都心機能を持つ一方で、江戸時代から約400年続く伝統文化が暮らしの中に残るエリア」とし、「学生が直接伝統技術に触れ、職人は若い人の発想を取り入れる。その入り口としてお手伝いできれば」と話す。

 開催時間は9時~17時30分。入場無料。3月5日まで(2月27日は除く)。

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