「半畳」のスペースで「繁昌楽座」-天満天神えびす祭で初お披露目

半畳の舞台で上演する「ヤッサンの紙しばい」

半畳の舞台で上演する「ヤッサンの紙しばい」

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 天神橋筋商店連合会(大阪市北区天神橋3)は1月10日・11日、芸能文化で街を活性化するための新たな試み「天神橋筋繁昌楽座」を、商売繁盛を祈願する「天満天神えびす祭」でにぎわう大阪天満宮(天神橋2)の境内で披露した。

「えべっさん」の大道芸も

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 江戸時代ごろ、周辺には落語や漫才、浪曲などの芸能を楽しめる小屋が約8軒存在していた。同連合会は落語の定席「天満天神繁昌亭」(天神橋2)の開席以前からプロジェクトにかかわり、2006年9月の開席以後も交流を続けている。

 「繁昌亭とともに歩んできた」という同連合会の土居年樹会長が、「街は商業施設だけではなく、多くの触れ合いや潤いがあって成り立つもの」と、「繁昌」をもじった畳半畳分の小舞台を考案。大道芸や漫談など半畳のスペースで展開が可能な芸能を、街角芸能として今後活用していく。

 土居会長は「商店街の空き店舗前や、七夕祭りや天神祭りなどでも開催したい」と話し、素人芸能コンテストの開催も視野に入れている。船やバス、病院や個人宅などにパフォーマーを含めた貸し出しにも対応していくという。

 初お披露目となった同日、「ヤッサンの紙しばい」と大道芸人・松田ピノキヨさんが演じる「えべっさん」の大道芸が披露され、参詣客らは足を止め舞台を楽しんだ。家族4人で訪れた守口市の横山さん(50)は「来たら、たまたまやっていた。紙芝居は小学校のときに見たことがあり懐かしい」と話していた。

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