焼肉店「堂山町本陣」(大阪市北区堂山町7、TEL 06-6364-2929)は12月17日から、オリジナルの食べるラー油「堂山ラー油」の販売を開始した。
「肉の知識はあるがラー油なんて作ったことなかった」という同社統括本部長で「肉ソムリエ」の恒松誠一さんがラー油を作り始めたきっかけは、同社社長の「ラー油作って」の言葉。知り合いの中華料理人に意見を聞いたり基本的なレシピを調べたり、自分の味覚を頼りにしながら油の種類や材料の配合などを細かく計量し開発を進めた。
「最初は販売するのも半信半疑だった」というが、11月中旬ごろ知り合いや来店客に試食として提供した際に「持って帰りたい」「売ってないの?」などと反応が良かったことから販売が決まった。現在は「通常の業務をこなしながら、すべて手作業で作っているので大変」という恒松さんだが、「油の温度や油を加えるタイミングなどは他の人には譲れない」と話す。
まろやかな辛さが特徴の同商品は、食用菜種油をベースに、トウガラシ、ニンニク、タマネギ、ホタテのほかに「企業秘密の隠し味」を使用している。恒松さんは「辛味付けの調味料としても使えるが、全体の7割ぐらい具が入っているのでそのままでも食べられる」「うどんやパスタにも使えるし、卵かけご飯にも。1人でお昼ご飯が面倒な主婦の人や1人暮らしの人にもおすすめしたい」とも。
価格は1個800円。同店の営業時間は17時~24時。