花博20周年記念事業、来春から順次開催-「花ずきんちゃん」も復活

花の万博のマスコット「花ずきんちゃん」と元エキスポコンパニオン塩田ひとみさん(写真右)が20周年記念事業をアピール

花の万博のマスコット「花ずきんちゃん」と元エキスポコンパニオン塩田ひとみさん(写真右)が20周年記念事業をアピール

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 国際花と緑の博覧会記念協会(大阪市鶴見区)は11月25日、リーガロイヤルホテル大阪(北区中之島)で「花の万博20周年記念事業」の概要を発表した。

「フラワーカーペット」のイメージ

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 「国際花と緑の博覧会(略称=花の万博、EXPO’90)」は、大阪・鶴見緑地(鶴見区)で、1990年4月1日から9月30日まで183日間にわたり開催された東洋初の大国際園芸博覧会。「自然と人間との共生」をテーマに開催され、83カ国・55の国際機関が参加。総入場者数は2,300万人を超えた。

 同協会ではこれまでも節目には周年事業を展開してきたが、地球温暖化防止など環境問題への関心が高まる中、「花博を知らない世代」へもテーマ「自然と人間との共生」を継承したいとの思いから、市民や企業・団体との連携をより深めた多彩な事業を展開する。

 来年20周年を迎えるにあたり新たにシンボルマークを制定したほか、開催当時に制作されたマスコット「花ずきんちゃん」の着ぐるみ5体のうち、唯一残る1体の傷やほころびなどを修復し復活させ、今後各事業の場で活用していく。

 来年4月29日から開催される「花・緑フェスタ」(鶴見緑地内)では、33万本のチューリップの花びらを使い地上に花絵を描く「フラワーカーペット」(長さ=約130メートル、幅=約5メートル)を実施。花絵のデザイン(10種類)や制作ボランティア(約600人)は一般から募集する。

 そのほか「花の万博日本画展」(4月14日~26日、大丸心斎橋ギャラリー)や、当時の会場風景や花の写真、コンパニオンのユニホームなどを展示する「花の万博20周年メモリアル展示&写真展」(4月29日~5月5日、花博記念公園内)、若い世代へ環境メッセージを伝えることを目的にしたFM802との共催のロックコンサート(開催時期未定、大阪城ホール)などを予定している。

 フラワーカーペットのデザイン画募集は12月1日~来年1月20日。

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