漫画家学会、「プロ紙芝居師養成講座」開講へ-プロ講師が実践指導

受講生の前で実演する、講師のとどすずきさん

受講生の前で実演する、講師のとどすずきさん

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 漫画家学会(本社=東京都渋谷区)中崎町紙芝居劇場(大阪市北区中崎1、TEL 06-6374-6130)は10月より、「プロ紙芝居師養成講座」(第2期)を開講する。

丁寧に指導する授業の様子

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 漫画家学会は、大阪市西区のアパレル会社社長がプロの漫画家らとともに昨年6月に設立。漫画家の埋もれている才能を発掘し組織化する事業や、プロの紙芝居師を養成し派遣する事業、漫画に関するデジタル事業やファッション事業などを主とし、1,000人の雇用を目標に作られた。今春行われたオーディションには多くの応募者が参加し、現在大阪では社員3人、会員5人が活動を行っている。

 講座は10月7日から毎週水曜日に開講。「箕面手作り紙芝居コンクール」最優秀賞、「子供の周りを無煙に!」コンクール紙芝居部門優秀賞・大阪府知事賞などを受賞した経歴を持つプロの創作紙芝居師・とどすずきさんを講師に迎え、全16回のカリキュラムを組む。養成講座では、講師の実演、紙芝居の歴史などから始まり、演技指導、制作指導、実践に向けて現場での心得などを指導し、最後は観客を入れて発表会を行う。

 同学会は現在、今月リニューアルオープンした阪急百貨店イングス館地下1階の「わくわく広場」で紙芝居口演をほぼ毎日行っており、オーディションで採用した社員や第1期受講生らが活躍している。同所では、阪急百貨店全館改装が終わる2年後まで口演を行う予定だという。営業部長の藤林孝司さんは「紙芝居師は個人が多いが、組織として、会社として取り組んで、固定イベントとして各所でやっていきたい」と今後の活動に意欲を見せる。

 同学会では現在、受講生を募集している。応募資格は18歳以上で定員20人。受講料は、入会金=2,000円、月謝=8,000円。申し込み、問い合わせは同学会紙芝居劇場(TEL 06-6374-6130)まで。

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