「大阪アジアン映画祭」開催迫る-日本初公開アジア映画を一挙上映

劇場未公開アジア映画11本を上映する「大阪アジアン映画祭2009」

劇場未公開アジア映画11本を上映する「大阪アジアン映画祭2009」

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 アジア映画最新作を一挙上映する「大阪アジアン映画祭2009」が3月13日から始まる。メーン会場は、朝日放送新社屋内「ABCホール」(大阪市福島区福島1、TEL 06-6451-6573)。

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 同イベントは2005年、日韓国交正常化40周年記念イベントとして開催された「韓国エンタテインメント映画祭2005 in 大阪」に始まり、規模を東アジアへと拡大した「大阪アジアン映画祭2006」「同2007」に続き4度目の開催。今回は「おおさかシネマフェスティバル」も統合し、アジア映画の祭典であるとともに日本映画も上映するイベントとなっている。

 今回のテーマは「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」。メーン会場の「アジア映画最新作初上映!」では11本の劇場未公開アジア映画を上映する。オープニング作品は、「マッハ!」「トム・ヤム・クン!」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督による美少女カンフーアクション「チョコレート・ファイター」(2008年、タイ)で、父親役の阿部寛さんも熱演している。クロージング作品は、今年の中国正月映画で最大の動員数を記録した「誠実なおつき合いができる方のみ」(2008年、中国)。中国語圏以外では世界初上映だといい、同作の3分の1は北海道でロケが行われた。そのほか、シンガポールのアラフォーを描いた「ゴーン・ショッピング」(2007年、シンガポール)、大阪出身の瀬田なつき監督の長編デビュー作「彼方からの手紙」(2008年、日本)など。

 同映画祭実行委員会事務局の本多歩さんは「アジア映画の従来のイメージは、韓国を中心に中国、香港などの作品に偏りがちだったが、今回は、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシアといった東南アジア各国からの作品を多く上映する。各国の文化、社会問題などを盛り込んだ作品を通して、アジアを身近に感じていただけるのでは」と話す。メーン会場での開催は今月16日まで。料金は各回完全入替制で、前売り=1,000円、当日=1,200円。

 協賛企画では、プラネット・スタジオ・プラス・ワン(中崎町)で、プレミア作品から注目の新人監督や短編学生映画までインディーズ作品100本超を上映する「シネ・ドライヴ2009」(3月7日~4月3日)を、シネ・ヌーヴォ(西区九条)では、大阪・上海友好都市35周年を記念し中国映画35本を上映する「中国映画の全貌2009」(3月15日~4月10日)を、それぞれ開催する。

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