イルミネーションイベント「OSAKA光のルネサンス2025」が12月14日、中之島公園周辺で始まった。

セレモニーに出席した上戸さん

　2003（平成15）年に初開催し、昨年は約388万人が訪れた同イベント。11月3日から始まった「大阪・光の饗宴（きょうえん）2025」の一環で開催する。6つのイルミネーションプログラムのほか、グルメやハンドメード作品を販売する2つのマルシェ、合唱やハンドベルの演奏などを日替わりで行う「光のコンサート」を大阪市役所から中之島公園にかけて展開する。

　大阪市中央公会堂の東側の壁面では、2部構成のプロジェクションマッピングを行う。初めに12月5日に公開されたディズニーのアニメーション映画「ズートピア2」と連携したプログラムを投影。ウサギの警察官「ジュディ」と元詐欺師のキツネ「ニック」など同作に登場するキャラクターが音楽に合わせて踊ったり、走り回ったりする約2分間の映像を上映する。続いて「光輝く大阪の夜」をテーマにしたメインプログラムを投影。ステンドグラスをイメージした演出や雪が降り注ぐ様子など、映像と音楽を組み合わせた約7分間のプログラムを繰り広げる。17時～21時まで12分ごとに行う。

　中之島公園内には、「ズートピア2」のキャラクターパネルやオーナメントを飾ったクリスマスツリーを設置する。このほか、川沿いをブルーの光で彩る「リバーサイドイルミネーション」や大小2つの雪だるまのバルーン「BIGスノーマンin中之島」などを展開する。万博関係者がペイントした約200体の万博公式キャラクター「ミャクミャク」フィギュアをツリー状に展示する「世界のミャクミャク展」とのコラボレーション企画も用意。大阪ヘルスケアパビリオンや「ゆかたミャクミャク」など万博会場に設置していた5種類のスタンプを押せるようにする。

　14日に行われたプロジェクションマッピング初回の上演セレモニーには、横山英幸大阪市長と「ズートピア2」でジュディの日本版声優を務めた俳優の上戸彩さんが出席。上戸さんは「大阪を盛り上げようという企画自体に感動した。ズートピア2のプロジェクションマッピングはすごくうれしかった」と話していた。

　開催時間は17時～22時（一部プログラムは異なる）。12月25日まで。