パン店「BOUL’ANGE(ブール アンジュ) 大阪梅田店」(大阪市北区芝田1)が12月9日、オープンした。運営はベイクルーズ(東京都渋谷区)。
2017(平成29)年6月、同社初のオリジナルブーランジェリーとして東京・渋谷に1号店をオープン。都内を中心に全国に店舗を展開し、大阪梅田店は19店舗目。大阪には初出店となる。
木目を基調とした店舗は2階建てで店舗面積は約72坪。店内には、刺しゅう作品を制作する大阪出身のアーティスト「slowth(スロース)」さんとコラボレーションしたイラストを展示する。1階にはパンを並べテイクアウトに対応。ガラス張りの厨房(ちゅうぼう)も設け、パンを作る様子を見てもらう。2階には14席のイートインスペースを設ける。
パンはスイーツ系から総菜系まで40~50種類を用意。最も人気があるのは北海道産バターを使った「クロワッサン」(238円~)で1カ月に12万個以上を売り上げるという。同店限定商品は約10種類を用意。生食専用食パン「パン ド ミ アンジュ」の生地を使った「アンジュのジャムパン」(270円~)には、大阪の手作りジャム店「メルカートピッコロ」のジャムを挟む。「あまおう苺(イチゴ)」「フルーツミックスのような」など5種類をそろえる。ブリオッシュ生地をカヌレ形に焼き上げた「ブリオッシュカヌレドーナツ」(216円~)や、チャバタ生地をスティック状に仕上げた「グリッシーニ」(86円~)も同店限定で販売する。
イートインスペースでは、購入したパンを食べられるほか、同ブランド初の試みとしてドリンクと約30種類のアラカルトメニューを提供。パンをアテにお酒を楽しんでもらう「パン飲み」を提案する。ドリンクはビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、ノンアルコールドリンクなどを、フードは「いぶりがっこポテトサラダ」(385円)、「香草ローストポーク」(847円)、「スナックシュリンプ チリソース」(605円)などを、それぞれそろえる。
同社マーケティング部の谷本琳美さんは「アラカルトメニューは、パンに合うことを前提に考案し、さまざまなメニューを楽しんでもらえるよう一皿を小さめのサイズにすることで価格を抑えた。21時まで営業しているので仕事帰りに“明日のパン”を選びにご来店いただいたり、軽い一杯を楽しみながらゆったりと過ごしてもらったりもできる。地域の皆さまの毎日にそっと寄り添えたら」と話す。
営業時間は10時~21時。