「博覧会の展覧会 Part6 FINAL」が現在、中之島図書館(大阪市北区中之島1)3階展示室で開催している。
「万博マニア」として知られる藤井秀雄さんを中心に万博愛好家の会「EXPOサポーターズ」が協力し、2020年から毎年開催している同展。大阪・関西万博の機運醸成を目的に始め、万博閉幕後に開催する今回が最終回となる。2020年は約2000人だった来場者数は、回を重ねるごとに増え、2024年は約6500人が訪れた。今回は、1万人に迫るペースで来場しているという。
6度目となる今回は、「万博をきっかけに平和について考えてほしい」という藤井さんの思いを込めた「いのち輝く未来社会~ワン・ワールド~」をテーマに掲げる。会場には、同万博で藤井さんが集めた約800個のピンバッジをはじめ海外パビリオンのパンフレットやマスコットキャラクターのぬいぐるみ、公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズなど約1500点を展示する。
2025年日本国際博覧会協会の後援を受け、協会スタッフのユニホーム、開会式や閉会式の招待客に配布された記念グッズを展示するほか、万博会場限定のスタンプを設置。スタンプは、ミャクミャクに桜やこいのぼりなどをデザインした「4月・5月限定来場記念スタンプ」6種類と「来場者数1000万人達成記念スタンプ」「ボランティアスタッフスタンプ」を用意する(一部日程でスタンプの設置なし)。
藤井さんは「多くの人が会場を訪れてくれた。今回のためにこれまでやってきた」と振り返る。「来場者は1時間くらい滞在し、展示をじっくり見たり、写真を撮ったりして楽しんでくれている。『ありがとう』と感謝され、握手やサインを求められることもある」とも。万博を約20回訪れたという大阪市在住の女性は「万博に関するものが集まっていて夢のよう。来週は、ミャクミャクが好きな娘と一緒に来場する予定」と話す。
開催時間は9時~20時(土曜は17時まで)。スタンプ設置は9時30分~18時30分。入場無料。日曜・祝日休館。今月25日まで。