
展覧会「『木梨憲武展-TOUCH』SERENDIPITY-意味ある偶然」が7月19日、グランフロント大阪(大阪市北区大深町)北館地下1階ナレッジキャピタル イベントラボで始まった。
お笑いコンビ「とんねるず」のメンバーで美術家としても活動する木梨憲武さんの自身3度目となる全国巡回展。大阪が1会場目で、金沢、佐賀など2027年まで巡回を予定する。初期作品から最新作までの絵画、ドローイング、オブジェなど約230点を展示。タイトル「TOUCH」にちなみ、約15点の作品は手で触れるようにしている。
会場は、色鮮やかな花を描いた「Flower」、手をモチーフにした「REACH OUT」、旅先の思い出を描いた「Mt.FUJI」など7つのコーナーに分け作品を並べる。木梨さんは、一番思い入れのある作品として滋賀県の福祉施設「やまなみ工房」に通う障害者のアート作品とのコラボレーションを挙げ、「彼らの作品を勝手にいじらせてもらったり、色を塗ったりしたので、彼らに作品を見てもらい納得してくれるか確認したい」と話す。
会場では同展オリジナルグッズも販売する。ラインアップは、作品に登場する「イチリンザシファミリー」のピンバッジ(1,100円)、「Mt.Fuji」をモチーフにしたペナントキーホルダー(1,210円)、「REACH OUT」の作品をデザインに取り入れたビーチサンダル(2,750円)、同展ポスターデザインのバスタオル(4,180円)など。
同館1階のカフェ「CAFE Lab.」では、同展コラボメニューを5種類用意。6種類のキャラクターから選べる「イチリンザシファミリーカプチーノ」(990円)、花束をイメージしたラムネ味のソーダ「感謝-カラフルゼリーソーダ」(1,540円)、富士山のような形にカレーを盛り付けた「Mt.Fuji-3Dカレーライス」(1,870円)など。
木梨さんは「見どころは、難しい作品が一つもないこと。ぎりぎり壊さない程度に作品に触って楽しんでもらえたら」と話す。
開館時間は10時~18時。入場料は、一般=2,100円、高大生=1,800円、中小生=1,000円。8月31日まで。