
展覧会「THE ALFEE'S LEGACY(ジ・アルフィーズ レガシー) ~50年の足跡~」が7月16日、阪神梅田本店(大阪市北区梅田1)8階で始まった。
THE ALFEEは、桜井賢さん、坂崎幸之助さん、高見沢俊彦さんから成る日本のロックバンドで、1974(昭和49)年8月25日にシングル「夏しぐれ」でデビューした。同展は、昨年デビュー50周年を迎えた同バンドの、これまでの音楽活動の軌跡を振り返る展覧会。昨年11月の東京を皮切りに、愛知、新潟、福岡などを巡回し、大阪は9会場目となる。
会場は、「祭りで祝う」をテーマに8つのコーナーを展開。47都道府県で2945公演を行ってきたコンサートの歴史や写真パネル、チケット、グッズをはじめ、青森ねぶた祭や秋田竿燈(かんとう)まつりとのコラボレーションの紹介、メンバーがコンサートで着用した衣装、ファンクラブ会報誌などを展示する。メンバー3人による展示の解説が聞ける有料の音声ガイド(1,100円)も貸し出す。
このほか、昨年発売されたトリビュートアルバム「五十年祭」のジャケットに使われた縁起熊手を使ったフォトスポットも設ける。熊手の中心部にメンバー3人それぞれをモチーフにしたかつらやサングラスが備え付けられ、来場客が顔をはめるとメンバーになり切って撮影ができる。昨年、大阪で開催したコンサート会場に設置した2種類のスタンプと同会場限定のスタンプも用意する。
会場では同展オリジナルグッズも販売。「THE ALFEE 法被」(1万3,200円)、「フォトTシャツ」(3種類、5,500円)、「法被型手ぬぐい」(2,200円)、「クリアファイル3枚セット」(1,650円)、「祭まんじゅう」(1,620円)などをそろえる。
オープン初日には開店前から約200人が列を作った。小学生の時から40年来のファンだという女性は「仕事の前に見に来た。会期中あと3回は来るつもり」と話す。同店の催事企画を担当する中野淳華さんは「音声ガイドは、メンバー3人の思い出話を聞きながら、一緒に会場を巡っているように楽しめるので利用してほしい」とも。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場料は1,000円。高校生以下無料。土曜・日曜・祝日の入場は整理券が必要。今月28日まで。