
企画展「プラネタリウム100年-プラネタリウムの過去・現在・未来-」が4月22日、大阪市立科学館(大阪市北区中之島4)で始まる。
大阪市立電気科学館に設置されていた「カールツアイス2型投影機」
1925年、独・ミュンヘンのドイツ博物館に世界で初めて常設されたというプラネタリウム。日本では1937(昭和12)年、大阪市立科学館の前身となる大阪市立電気科学館が「カールツアイス2型投影機」を初導入。1989(平成元)年に引退した同機は現在、大阪市立科学館の地下1階に展示している。
今回の企画展では、プラネタリウム誕生100周年を記念し、プラネタリウムの機械をはじめ、投影時の解説手法や演出などにも焦点を当てる。会場には、大阪電気科学館のプラネタリウムのポスターや手書きの解説原稿、星座絵の原板などを展示。5月24日には、全国各地のプラネタリウムで出張公演を行う「星兄」がゲスト出演し、プラネタリウム投影やトークセッションを行うイベントを開催する。
企画を担当した同館学芸員の嘉数次人さんと西野藍子さんは「機械を作る人、演出をする人、プラネタリウムに集う人という3者が作り出してきた過去と現在を振り返りつつ、次の100年を想像してもらえたら」と話す。
開館時間は9時30分~17時。入館料は、大人=400円、高大生=300円、中学生以下無料。5月24日のイベント参加費は1,500円(大人・子ども同料金)。月曜(祝日の場合は開館)、5月7日、6月3日~5日休館。6月29日まで。