
展覧会「大カプコン展-世界を魅了するゲームクリエイション」が3月20日、大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4)で始まった。
1983(昭和58)年、大阪で創業したゲームソフトメーカー「カプコン」(中央区)は、対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」やサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」、ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」など国内外で人気を集めるゲームシリーズを開発する。同展では、ゲームの歴史や技術の進化をクリエーターの企画書や原画、ポスターやパッケージなどのグラフィックワーク、体験型コンテンツで紹介。大阪を皮切りに、名古屋、鳥取、東京を巡回する。
会場は、「テクノロジーとアイデアの進化」、「ファンタジーとリアリティ」、「受け継がれるカプコンらしさ」など5章で構成する。エントランス近くの場所には、高さ約3メートル、幅約16メートルの大きさのスクリーンに同社を代表する32のキャラクターが行進するアニメーションを投影。タブレットを使いドット絵のキャラクターを描く体験やモーションキャプチャーの疑似体験ができるコーナーを設ける。大阪会場限定で、元レスリング選手の吉田沙保里さんと「ストリートファイター6」のリュウが対戦する様子の映像を流す。
同社プロデューサーの牧野泰之さんは「ゲーム作りはアニメや実写映画と似ているところもあるが、ゲームならではのポイントもある。カプコンならではの創意工夫の歴史や開発の裏側を見てもらえるような展示にこだわった」と話す。
開催時間は10時~17時。月曜、5月7日休館(4月28日、5月5日は開館)。入館料は、一般=3,000円、高大生=2,500円、小中生=1,000円。土曜・日曜・祝日、3月中、4月28日~5月6日は、日時予約制。6月22日まで。