
相撲イベント「春がキタ! うめきた場所 in グランフロント大阪 2025」が3月2日、グランフロント大阪北館(大阪市北区大深町)1階ナレッジプラザで開催された。
3月9日に開幕する大相撲三月場所(通称「大阪場所」)に合わせ、ナレッジプラザの吹き抜け空間に設置した土俵で、現役力士が取組などを披露する同イベント。2017(平成29)年の初開催以来5回目となった今回は、家族連れなどを中心に約4000人が来場。会場には「満員御礼」の垂れ幕がかかった。
土俵では、相撲の始まりを知らせるために打つ「寄せ太鼓」に始まり、禁じ手を面白おかしく紹介する初っ切りや、床山が大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽部屋)の髪を「大銀杏(おおいちょう)」の形に結ぶ実演、土俵入りなどが行われた。
「ちびっこ相撲」では、琴櫻、平戸海(境川部屋)、錦木(伊勢ノ海部屋)、豪ノ山(武隈部屋)など8人の力士が、約20人の子どもたちとぶつかり稽古を披露。力士が子どもたちを軽々持ち上げたり力強く回したりすると、会場から拍手が起こった。
平戸海、豪ノ山によるトークイベントも行われ、豪ノ山は「イベントをきっかけに、より多くの人に大阪場所を応援してほしい。三役目指して頑張りたい」と話した。
メインイベントのトーナメント戦では、琴櫻、錦木、佐田の海(境川部屋)など8人の力士が取組を披露。来場客がひいきの力士に声援を送る中、琴櫻が豪ノ山を下して優勝した。