「阪急バレンタインチョコレート博覧会2025」が1月20日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)で始まった。
奥能登の白藤酒造店と松波酒造とコラボした「ル ショコラ ドゥ アッシュ」
「阪急チョコ百貨店」と題し、9階をメイン会場に地下2階~地上12階の14フロアと阪急メンズ館(同)1階に売り場を設ける。バレンタイン売り場面積としては日本最大規模で、国内外約300ブランド、約3000種類の商品を販売する。同店広報担当者の米田進悟さんは「昨年の売り上げは、過去最高の31億円だった。今年も前年同様の売り上げを目指す」と話す。
9階は、「Dreamin' CHOCOLATEPIA(ドリーミン チョコレートピア)」をテーマに、5つのコーナーを展開。「秘密のチョコレート工房」では、パティシエの技を間近で見ることができるイートインコーナーや出来たてのチョコレートスイーツを提供する実演販売など、臨場感を打ち出す売り場を設ける。今年で10年目の企画となる「カカオジャングル」は、生産国やカカオ豆に着目し、タブレットチョコレートを集める。「チョコサンドラボラトリー」では、焼き菓子でチョコレートを挟んだチョコサンド約240種類やマカロン78種類を集め、1個から販売する。「チョコレートスプリングス」では、生チョコレート約120種類のほか、テリーヌやフォンダンショコラなどをそろえる。「チョコアイススペースランド」は、50種類のカップアイスや延べ35種類のソフトクリームなどを販売する。
令和6年能登半島地震の復興支援企画として、石川県産の日本酒を使った3種類のボンボンショコラを同催事限定商品として販売し、売り上げの一部を現地のこども食堂支援プロジェクトに寄付する。パティシエ・辻口博啓さんが手がける「ル ショコラ ドゥ アッシュ」は、辻口さんの故郷でもある能登半島で作られた2蔵の日本酒を使うボンボンショコラを、「ゴンチャロフ」は奥能登の酒蔵で被災した酒米を使い、金沢の酒蔵と共同醸造した純米大吟醸「鶴と福」を使ったボンボンショコラを用意する。
2009(平成21)年から同イベントを担当する高見さゆりさんは「チョコレートのテーマパークみたいと言ってもらえるのが一番の褒め言葉。お客さまの心を動かすことのできる楽しさ世界ナンバーワンのバレンタインチョコレート博覧会を目指したい」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日の終了時間は一部異なる)。2月14日まで。