天神橋筋商店街(大阪市北区天神橋)の1丁目~3丁目のアーケードに12月11日、来年のえと「丑(うし)」と、大阪天満宮をイメージした大型絵馬3枚が飾られた。
横2.2メートル×縦1.5メートルの絵馬はプラスチック板に壁紙を貼った素材で、両面合わせて6種類の図柄を描いている。関西大学社会学部の大西正曹(まさとも)教授のゼミ学生20人が約1カ月かけ制作した。
同ゼミの石井達也さんは「プライベートも削って描き上げたので、ぜひ商店街に足を運んで見ていただければうれしい」と呼びかけ、国重亜希さんは「ゆったりと構えた牛の姿には、商店街を訪れて心をやすらげてほしいという思いを込めた」と話す。
天神橋筋商店連合会の土井年樹会長は「天神さん(大阪天満宮)の門前町に絵馬を掲げる夢が実現した。絵馬に込められた思いにも感激している」と喜び、「互いがますます活性化するよう頑張っていきたい」とあいさつした。
同商店街と関西大学は昨年11月、互いの活性化を目指し連携協定を締結。学生が街案内のボランティアや「天神天満花娘」として催事に参加するなど積極的に交流を行っている。
同商店街では「来年に向けて夢を託し、日本中が元気になるように」と、「希望に満ちた漢字(1字)」も募集している。最も応募が多かった漢字を来年1月1日0時に発表し、大阪天満宮の寺井種伯宮司がしたためた「1文字漢字」をアーケードに飾る。応募締め切りは今月20日。
絵馬の飾り付けは来年3月ごろまで。