御堂筋を光のプロムナードに-御堂筋イルミネーション実証実験始まる

御堂筋西側からの様子。西側の12本は新色のインペリアルトパーズイエロー(愛称=御堂筋イエロー)のLEDで装飾

御堂筋西側からの様子。西側の12本は新色のインペリアルトパーズイエロー(愛称=御堂筋イエロー)のLEDで装飾

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 大阪府は12月8日より、大阪市のメーンストリート・御堂筋のイチョウ並木をイルミネーションで装飾する「御堂筋イルミネーション実証実験」を開始した。調査業務の委託先は乃村工藝社(東京都港区)。

電球色・白色・桜色で装飾された御堂筋東側のイチョウ

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 大阪府では、大阪ミュージアム構想の一環として御堂筋のイチョウ並木をイルミネーション装飾することにより「他の都市を圧倒するような美しい『光のまち』として人々を引き付け、にぎわいを作り出すことを目指している」(大阪府生活文化部 文化・スポーツ振興室)。

 実証実験は、中央区・道修町3丁目交差点~平野町3丁目交差点間の約70メートルで行い、道路両側の計22本のイチョウに電飾を施す。イルミネーション装飾には、消費電力の低いLEDを使用し、電力は全てグリーン電力証書システム(大阪府産の太陽光)で賄うという。また、緑化テープで保護した上で取り付けを行うなど、イチョウを傷つけない施工でイチョウにも配慮する。

 西側の大阪ガスビル前では、12本のイチョウを新色のインペリアルトパーズイエロー(愛称=御堂筋イエロー)のLEDで装飾し、演出面での検証を行うという。比較的大きなイチョウをシンボルツリーに選定し、球数を増やし光でイチョウを再現。センサーも取り付け、揺らぎの演出も行う。イチョウの雌雄により、LEDの取り付けデザインを変えるなどの演出も。東側の10本には、電球色・白色・桜色の3色による球色や巻き方を変えての検証を行う。イチョウの木にはそれぞれ「どの電飾が好みですか?」と、LEDの球数や球色、イチョウの雌雄が書かれており、期間中数度にわたり、沿道でアンケート調査を行うという。

 点灯期間中、府が所蔵する現代美術品を周辺ビルに展示する「御堂筋まちかどギャラリー」を実施するほか、今月12日と19日には大阪センチュリー交響楽団メンバーによる「御堂筋イルミネーションコンサート」も開催する。

 点灯時間は17時~23時。来年2月28日まで。

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